大河の番宣を大河枠でやる愚行なり 西郷どんスペシャル(2)「いざ革命へ!西郷と4人の男たち」(NHK総合/BSプレミアム 7月8日放送)

決定!第114回ダラクシー賞
文=桧山珠美

 日曜夜8時。いつものように大河ドラマを見ようと思ったら、あれれのれ。なにやらへんてこなバラエティ番組が始まったではないか。

 「西郷と出会う英傑たちの魅力、『金言』を探る歴史バラエティ」ということで、勝海舟(遠藤憲一)、坂本龍馬(小栗旬)、岩倉具視(笑福亭鶴瓶)、桂小五郎(玉山鉄二)の4人を取り上げていた。MCをつとめるのはフットボールアワー後藤輝基と関ジャニ∞横山裕。ゲストにはハリセンボン近藤春菜、厚切りジェイソン、江川達也、乃木坂46山崎怜奈。歴史家の磯田道史がいることで、かろうじて歴史バラエティの体裁を保っているが、ワチャワチャ感は民放のバラエティにも負けないほど。

 歴史に浅い視聴者を呼び込む狙いなのだろうが、にしても、街ゆく人に、岩倉具視や桂小五郎の写真を見せて、この人は誰?ってやるようなレベルのものを見せられる身にもなってほしい。これまで、NHK大河を楽しみにしてきた顧客は逃げていきやしないかと心配になる。

 「西郷どん」の通常枠をつぶしてまでスペシャルを放送するのは今回が2度目。前回は、4月1日に放送した「鈴木亮平×渡辺謙の120日」で、このときはいったい何が起こったんだ、エイプリルフールの悪い冗談か!?と思ったが、まさか2回目があるとは。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)