サッカーW杯ロシア大会と国際報道 テレビのW杯報道から見えてきた「日本の目線」に偏り過ぎることの危うさ

報道番組に喝!【NEWS WATCHING】65
文=伊藤友治

テレビの影響力の絶大さ示すW杯
違和感のあった放送

 FIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会は世界の人々を熱狂の渦に巻き込んだ。日本も例外ではない。「西野ジャパン」の健闘もあり、異様なほどの盛り上がりを見せた。国を挙げての熱狂を支えたのはメディアの報道に違いない。

 全国紙がW杯関連の記事を1面トップで伝えていたことも驚きの一つだったが、やはりテレビ放送(報道と実況中継を含む放送の全般)の影響力の絶大さをまざまざと見せ付けられた格好だ。凄まじく高い視聴率がそれを裏付けている。ビデオリサーチの調査では、日本代表の4試合はいずれも日本時間の深夜、早朝帯に実況中継の形で放送されたが、30〜48%台(平均視聴率、関東地区)を記録した。

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