私たちの心に潜む「優生学」〜 ETV特集 「私は産みたかった〜旧優生保護法の下で〜」

ギャラクシー賞月間賞:

ETV特集
「私は産みたかった〜旧優生保護法の下で〜」

7月21日放送

23:00〜24:00
日本放送協会

 旧優生保護法の下で、“不良な子孫の出生”を防止するために不妊手術を強いられた人々が多数いる。この番組は、国の責任を問う以上に、市井の、普通の人たちの心の中にある「障害のある子は不幸だ」「育てる親は大変だ」「社会のためにならない」という考えの根深さを鋭く描き出している。

 今年5月、16歳のときに強制的な不妊手術を施された女性が、20年以上を経て国を提訴した。軽度の知的障害があると診断された彼女は、何も告げられないまま病院に連れて行かれ、自らが不妊手術を受けたと知ったのは退院後。その後結婚したが、手術のことを知ったせいか、夫は出ていった。強制不妊手術は終戦直後から1996年まで存在した旧優生保護法の下で行われ、1万6000人がこの手術を受けたという。

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