オタクが直面する“あるある”に共感〜ドラマ10「トクサツガガガ」

ギャラクシー賞月間賞:ドラマ10
「トクサツガガガ」

1月18日〜3月1日放送
22:00〜22:44
日本放送協会

 特撮のファンである女性の日常を描いた漫画原作をもとにNHK名古屋放送局が制作したドラマ「トクサツガガガ」。主人公の叶は商社勤めのOLで、同僚からは女子力が高いと思われているのだが、実は日がな一日、心の中では特撮のことばかりを考えている。彼女が特撮オタクであることを同僚に隠しているのは、いまだ世の中にはオタクに対する偏見があるからだ。そんな様子を「隠れキリシタン」になぞらえて描いていることで、こうした状況を知らない人にも理解しやすかったのではないだろうか。偏見を向けられるのは同僚からだけではない。母親にも「女の子は、まして大人は特撮を見るものではない」と言われて育った。

 自分の好きなことを明らかにできないのは見ていて窮屈でもあるのだが、われわれの生きる実社会でも、少しでも「みんな」と違うとわかると、悪気なく説明を求められるという経験のある人も多いのではないだろうか。本作は、オタクのみならず、社会で当たり前を求められ、そこに窮屈さを感じている人なら誰もが共感できるものになっていたのではないだろうか。

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