ターゲットは老人→若者へ?「NHK短歌」(NHK Eテレ 5月12日)

決定!第124回ダラクシー賞
文=桧山珠美

 先日、亡くなった父はNHKしか見ない人だった。なかでも、「NHK短歌」と「のど自慢」はお気に入りで、始まる5分前にはテレビの前にスタンバイしていたほど。

 それが、いつの頃やら「短歌始まるよ〜」と声を掛けても自室から出て来なくなり、興味を失った様子。短歌づくりは続けていたようだが、番組を見ることはなくなっていた。

 などというようなことを思い出しながら、番組を見たら、「ガッテンガッテンガッテン」とガテンがいった。全体的に浮ついている。司会の星野真里はこれからお見合いですか? と訊きたくなるようなお着物に身を包み、何が楽しいんだか、終始笑顔を絶やさず。「タンカーズハイ」でも出ているのか!?

 弾んだ声で「短歌、楽しいっ」というのを全身で表現しているつもりなのだろうか。この日の選者は佐々木頼綱、そして、レギュラーのカン・ハンナ、ゲストは2002年のサッカーW杯で日本代表トルシエ監督の通訳でおなじみのフローラン・ダバディ。お題は「外国」。

 短歌については素人なので、詳しくはわからないが、出てくる短歌出てくる短歌、みんな俵万智風。『サラダ記念日』だらけだ。

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