“ジャンボ邸トレ”での筋肉痛を抱えながらも首位発進 原英莉花「シード選手のプライドをもって」

“ジャンボ邸トレ”での筋肉痛を抱えながらも首位発進 原英莉花「シード選手のプライドをもって」

原英莉花、新人戦Vへ首位タイ発進を決めた(撮影:ALBA)

<LPGA新人戦 加賀電子カップ 初日◇6日◇グレートアイランド倶楽部・千葉県(6513ヤード・パー72)>

来季の初シードを獲得した原英莉花が、4バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「71」でラウンド。1アンダーで河本結とならぶ首位発進を決めた。


一時は3アンダーまで伸ばし単独トップを走っていた原。しかしティショットを手前のバンカーに入れてしまった12番パー3で、2mから3パットをたたきダブルボギーを喫してしまった。「ファーストパットで下りのラインを強めに打ってしまったらカップに蹴られて、距離を残してしまいました…。これでパットのイメージが悪くなった」と、ワンプレーで流れが変わった。

続く13番パー5は1mのバーディチャンスにつけるも、前のホールの影響が尾を引きパー。その後は1バーディ・1ボギーと、伸ばしきれなかった悔しさも少し残るラウンドとなった。

しかし、ホールアウト後には「5位くらいかな」と思っていた順位は、“まさかの”トップ。これには驚きの表情を浮かべたが、直後に「よくよく考えたら21人しか出ていないですもんね!(笑)」ということに気づき、最後は笑顔で締めくくった。それでも、「調整しないといけないですね」と話したパットのイメージは今日のうちに修正とばかりに、取材が終わった後も、寒空の下、黙々と練習グリーンでボールを転がし続けた。

会場となったグレートアイランド倶楽部は、「苦手」と話すコース。「立ちにくい」というティグラウンドでは球筋のイメージが出づらく、不規則な切れ方をするグリーンにも手を焼いているという。同じ会場で行われた今年11月の「伊藤園レディス」は、トータル4オーバーで予選落ち。その時は2日間とも32パットとあって、スコアメイクの肝となるパットには細心の注意が必要となる。

原にとっての今季最終戦となった「大王製紙エリエールレディス」後には、師匠の尾崎将司がいるジャンボ邸で、来季に向けたトレーニングを開始。その内容は、タイヤを引きながら砂の上をダッシュするなどハードなものだ。今大会も「腕が伸びない」という筋肉痛を抱えながら迎えたが、それでもしっかりとアンダーパーで初日を乗り切った。

「一生に一度しかない新人戦。楽しみつつも、シード選手のプライドをもって明日もプレーしたいです」。ツアー本格参戦初年度の今年はステップ2勝を挙げ、レギュラーでも賞金ランク38位で初シードを獲得した。その実力を、この同期が集まる大会でも発揮する。(文・間宮輝憲)

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