ジョコビッチ再び豪入国ビザ取り消し…男子現役最強が集中砲火を浴びるナゼ

ジョコビッチ再び豪入国ビザ取り消し…男子現役最強が集中砲火を浴びるナゼ

全豪に備えて現地で練習していたが(C)ロイター

 泥仕合になりそうな雰囲気だ。

 オーストラリアのホーク移民相は14日、世界ランキング1位でワクチン未接種のジョコビッチ(34=セルビア)のビザをまたしても取り消した。「公益と健康と秩序のため」(同移民相)だという。

 ジョコがビザを取り消されたのは2度目。いったんは無効とした裁判所の判断を再び覆された格好だ。

 同6位のナダル(35=スペイン)は「ワクチンを接種すればいいだけのこと」と発言していたし、同4位のチチパス(23=ギリシャ)も「彼は独自のルールで動いている」と批判した。

 入国の際に虚偽の申告をしていたことや、12月にコロナの陽性判定を受けながら仏紙の取材を受けていたことが明らかになると、それまで拘束されていたジョコの解放を要求していたセルビアのブルナビッチ首相も激怒したという。

 本人は虚偽申告を「スタッフのミス」と弁明し、取材を受けたのは「間違いだった」と反省しているものの、批判は一向に収まる気配がない。

 現役最強なのに、いまだフェデラー、ナダルと並ぶ「3強」と言われることも含め、世界中から集中砲火を浴びるのはなぜか。スポーツライターの武田薫氏がこう言う。

「食うか食われるか、戦乱のセルビア育ちという背景は大きいと思いますね。フェデラーやナダルと違って、言いたいことはハッキリ言う。非の打ちどころがないテニスのスタイルに加え、自己主張の強さがマイナスに作用していることはあるかもしれません。それにプロスポーツ選手は印象が大切。今回は全豪最多の10勝と4連覇がかかっていましたが、聖地のウィンブルドンで最多の8勝を挙げているフェデラーや、花の都のパリで全仏最多13勝のナダルと比べると、世間へのインパクトはいまひとつなのでしょう」

 今回の全豪に勝てば4大大会の勝利数でフェデラーとナダルを抜く21勝目だったが、どれだけ勝ち星を重ねても2人を超えることはある意味、永遠にできそうもない。

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