“黒い東京五輪”工作匂わす爆弾発言の馳浩知事は捜査のターゲットに? 郷原信郎弁護士の見解
2023年11月20日 14時00分日刊ゲンダイDIGITAL
(発言の信憑性は高い(会合で講演するの馳浩石川県知事=17日、都内)/(C)共同通信社)
“馳バズーカ”炸裂だ──。石川県の馳浩知事から、東京五輪の招致を巡る爆弾発言が飛び出した。
17日、都内の講演で、自民党の東京五輪招致推進本部長を務めていた当時のエピソードを披露した。
■「金はいくらでも出す」「官房機密費もある」
「当時、総理だった安倍晋三さんから『国会を代表してオリンピック招致を必ず勝ち取れ』と。今からしゃべることはメモも取らないでください。『馳、金はいくらでも出す。官房機密費もあるから』。それでIOC(国際オリンピック委員会)委員のアルバムを作った」
IOC委員の選手時代の写真などをまとめたアルバムを1冊20万円で約100人分作成。「それを持って世界中を歩き回った」と話したという。
IOC委員への贈答品はIOC倫理規定に抵触する恐れがある。官房機密費を使ったさまざまな“工作”を想像させる発言でもある。
■「全面撤回」で火消しに躍起
(東京五輪は黒いカネまみれ…(C)日刊ゲンダイ)
馳知事は17日夜、「誤解を与えかねない不適切な発言であり、全面的に撤回する」とコメントを出した。18日、記者団に「事実誤認に基づく発言だった」と語った。記者から「どの部分が事実誤認か」「どういう誤解なのか」「アルバムはあったのか」と突っ込まれたが、壊れたレコードのように「昨日の発言は全面撤回した」と繰り返した。
元東京地検特捜部検事の郷原信郎弁護士が言う。
「契約の申し込みなど意思表示なら撤回もわかりますが、馳知事の発言は事実関係を語ったものです。どこが事実と違ったのか、実際はどうだったのかを示さず、ただ『撤回』を繰り返すだけでは、発言は消えません。発言の信憑性ですが、生々しく語られており、発言のやりとりやエピソードが実際にあったと見るのが自然ではないか」
東京五輪は黒いカネまみれだった。大会組織委の理事だった高橋治之被告はAOKIなどから計約2億円の賄賂を受け取り、逮捕起訴された。東京五輪招致を巡っても、仏司法当局はJOC(日本オリンピック委員会)の竹田恒和前会長を贈賄容疑で捜査中だ。
馳知事が捜査のターゲットになる可能性はあるのか。
「日本では民間同士の汚職は刑事罰の対象外。仏司法当局も馳発言を受けて何かアクションを起こすことは考えにくい。ただ、官房機密費をバックに『金はいくらでも出す』というのは看過できない重大発言です。馳知事を参考人招致し、国会で徹底追及すべきです。野党は“全面撤回”でかわされてはなりません」(郷原信郎氏)
東京五輪の闇は深い。
麻生さんが、コロナの時に中国とは民度が違う。日本国民の従順なところを褒めていたが、政治家が中国の役人と変わらぬレベルの集まりで人がいい国民を欺して都合の良い羊として使って陰で大黒屋と悪代官みたいに高笑い。何が民度だ。政治家が1番程度が低い人種じゃないか。
撤回したのだから追求したら犯罪になるよ。こわ
日本も中国同様、お上は汚い事を平気でやる国なのですね。