お家芸快進撃 柔道世界選手権で日本史上初の軽量級全制覇

お家芸快進撃 柔道世界選手権で日本史上初の軽量級全制覇

優勝を決めガッツポーズの阿部一二三(右)と表彰式で笑顔の角田(左端)と志々目愛(C)AP

 日本のお家芸が快進撃を続けている。

 柔道の世界選手権(ブダペスト)は29日、男女2階級を行い、男子66キロ級の阿部一二三(20=日体大)が初出場で優勝。女子52キロ級は決勝で志々目愛(23)が角田夏実(25=ともに了徳寺学園職員)との日本勢対決を制して、こちらも初優勝である。前日は男子60キロ級、女子48キロ級の2階級で金メダルを獲得。日本勢による男女軽量級の全4階級制覇は史上初の快挙だ。

 男子軽量級期待の逸材が前評判通りの実力を発揮した。阿部は初戦から積極果敢に攻め続け、準々決勝では元世界王者のザンタラヤ(ジョージア)に背負い投げで一本勝ち。マルグベラシビリ(同)との準決勝では相手の体勢を崩して抑え込んだ。決勝では過去2大会連続銀のプリャエフ(ロシア)相手に組み手を牽制されながらも、最後は袖釣り込み腰で豪快に畳に沈めた。全6試合中5試合で一本勝ちと圧倒的な強さで頂点に立った。

 女子52キロ級を制した志々目は準決勝で最大の強敵でリオ五輪金メダルのケルメンディ(コソボ)のパワーに苦しみながらも、徐々に試合の流れを引き寄せて延長の末、優勢勝ち。了徳寺学園の同僚である角田との決勝では、普段はともに汗を流している相手だけにやりにくさもあったのだろう。序盤は消極的な姿勢で2つの指導を取られながらも最後は内股を決めて逆転の一本勝ち。2学年上の角田との日本勢対決を制した。

 日本は大会2日目までに出場7選手がメダル6個獲得と量産態勢に入った。

▽阿部の話「うれしい気持ちが一番。落ち着いて自分の柔道ができた。研究されても絶対に負けない強さを身に付けたい」

▽志々目の話「優勝して緊張から解放された。うれしいし、ほっとした部分もある。準決勝はケルメンディを絶対に倒そうと思って、最後は気持ちで戦った」

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