白星発進も盤石とは…貴景勝の左胸に尽きない怪我再発の不安

白星発進も盤石とは…貴景勝の左胸に尽きない怪我再発の不安

貴景勝(左)が押し出しで隠岐の海を下す(C)共同通信社

盤石の相撲で勝った……ように見えた。

 10日、大関に復帰した貴景勝(23)が白星発進。隠岐の海をものともせず、土俵下に押し飛ばした。

 先場所に筋断裂した左胸の状態が懸念されていたものの、この日は左のハズ押しで攻めるなど負傷前と変わりない力強い相撲を見せた。

 ただ、それでも不安は残る。解説の舞の海秀平氏は「稽古では考えられないくらいの力が、本場所ではかかる」と話していた。貴景勝が先場所ケガをしたのは千秋楽の御嶽海との優勝決定戦。鋭い出足の巨体と自身の伸ばした左腕が激突し、想像以上の負荷が患部にかかった、という見方が角界ではもっぱらだ。

「貴景勝は、立ち合いで両手を使って押す。それが今日は普段より手が前に出ず、体全体でぶつかっていった。そこがらしくないと言えば、らしくない。隠岐の海を警戒して意図的に慎重にいったのならいいが、過去の対戦ではきちんと手が前に出ていた。負傷直後の場所とあって、無意識にケガを恐れて、手が伸びなかった可能性もゼロではない」(ある親方)

 左胸に問題なしと決めつけるには、まだ早い。

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