パワハラ中川親方は2階級降格 親方衆へ「相撲教習所」で出直しのススメ

パワハラ中川親方は2階級降格 親方衆へ「相撲教習所」で出直しのススメ

(中川部屋HPから)

「あれだけ暴力は禁止だと言われながら、なぜ弟子を殴ったのか。弟子がかわいそうだし、7月場所も台無しだよ」

 ある親方がこう言ってため息をつく。

 13日、相撲協会の臨時理事会で詳細が明らかになった中川親方(元前頭旭里)の暴力パワハラ問題。協会によれば、ちゃんこを運ぶ弟子を注意した際に顔面を殴打。他にも「帯の結び方が汚い」と頭部を殴り、正座させて説教中の弟子の腹を蹴るなど、典型的な“恐怖指導”が明らかになった。さらに日常的に「殺すぞ」「ボンクラ」と、不適切な発言を繰り返してきたこともわかった。

 それでも、もので叩くなどはせず、本人も深く反省。弟子も処分軽減を求めているなどの理由で解雇などの厳罰ではなく、委員から平年寄への2階級降格処分に。中川部屋は閉鎖され、所属力士は同じ時津風一門の各部屋に散ることとなった。

 相撲協会は2007年に時津風部屋で新弟子がリンチにあって殺された事件以降、暴力には厳しい目を向けている。それでも今回の中川親方のように、感情に身を任せる者が出てきてしまう。

 プロ野球で04〜11年に中日の指揮を執っていた落合元監督は、「チームから暴力をなくすのに5年かかった」と話していた。たかが1チームでも、暴力根絶はそれだけ時間がかかる。まして何十と部屋がある大相撲では、いったい何年かかるか。少なくとも一朝一夕では難しいだろう。

 協会は今後、弟子の指導法などを明文化することも検討しているというが、相撲しか知らず、脳みそまで筋肉という親方も少なくない。

 まずは相撲教習所で道徳の授業からやり直させたらどうか。

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