飲酒にブーイング...ルール違反のサポーター続出 Jリーグ試合「無観客に戻すべき」の声も

飲酒にブーイング...ルール違反のサポーター続出 Jリーグ試合「無観客に戻すべき」の声も

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観戦ルールは徹底できるのか。新型コロナウイルス感染対策のため人数を制限して観客を動員しているサッカーJリーグで、リーグやクラブが周知しているルールに反するサポーターの行為が見受けられている。新規感染者数が増加傾向にあるだけに、インターネット上で物議を醸している。

2020年8月1日に開催されたJ1第8節では、横浜FC対サンフレッチェ広島戦(ニッパツ三ツ沢球技場)や、浦和レッズ対清水エスパルス戦(埼玉スタジアム2002)で、一部サポーターの行為が問題視。横浜FC、浦和ともに、7月にも禁止行為があったとしてクラブが声明を出したばかりだった。

「大声を出す行為やアルコールの持ち込み・飲酒行為が報告」

約4か月の中断を経て再開したJリーグは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各関係者が守るべきガイドラインを策定し公表している。「超厳戒態勢」として、7月10日からは5000人を上限に観客を動員し、当面はアウェーサポーター席を設けない。当初、8月から上限を緩和する方針だったが、日本の感染拡大状況を受け、8月末まで引き続き同じ制限下での観客動員となった。

Jリーグや各クラブは、来場客に対しても感染防止の協力を呼びかけている。横浜FCも観戦ルールとして「禁止事項」を公式サイト上に掲載しており、飲料について「ビン、カン類の持ち込み禁止」のほか、「アルコール類(ノンアルコール含む)の販売は当面の間はございません。また、スタジアムへのアルコールの持ち込みも禁止となります」としている。

しかし横浜FCは7月30日、「7月開催のホームゲームにおきまして、禁止行為としているスタジアムで大声を出す行為やアルコールの持ち込み・飲酒行為が報告されました」と発表。「新型コロナウイルス感染のリスクを最大限に防ぎながらJリーグを再開するという内容に反しており、何よりも周りのお客様への迷惑行為となっています」と問題視した。

8月以降のホームゲームは、入場前のルール周知を強化するとともに、「スタジアム内でのアルコール所持または飲酒行為があった場合は、その場でアルコール飲料を回収(返却不可)させていただきます。※ビン・カン移し替えブースの設置もございません」との対策も発表した。さらに、スタジアムの警備体制と巡回も強化。「横浜FCが定める禁止事項に抵触し、警備スタッフやクラブスタッフの指示に従っていただけない場合は、直ちに退場いただくとともに、今後のホームゲームの入場を禁止させていただくこともございますので予めご了承ください」と厳しく対応する考えだ。

「浦和ブーイングあったよね?」

そうした中、8月1日のホーム、広島戦で、缶ビールを飲んでいる観客がいたとしてツイッターなどで物議に。「結局、横浜FCなんてなんの対策も打ててないんじゃん。また酒飲んでるのが三ツ沢にいたんだったら」「横浜FCの対策は口ばかりかよ」などとクラブに対しても疑問の声があがった。

一方、Jリーグがガイドラインで「声を出しての応援」を禁止している中、1日の浦和対清水戦では浦和サポーターから、清水の選手に対するブーイングが複数回見られていた。試合中にツイッター上でも「ブーイングってか声出しええんか?浦和さん」「浦和ブーイングあったよね? しっかり聞こえたよ? 声出すなって言ってるのに」といった声があがり、1日付の日刊スポーツが「一部サポーターから観戦ルールの禁止行為となるブーイングも飛び出していた」と報じるなどしていた。

浦和は7月15日、12日のホームでの第4節・鹿島アントラーズ戦で、「『Jリーグ 新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン』内の禁止事項として記載されている行為(指笛、声を出しての応援等)が発生しました。このような行為が起きたことは誠に遺憾であり、改めて、関係者、Jリーグ、サッカーを愛するすべてのみなさまに、ご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫びいたします」との声明を出し、改めて観戦ルールの徹底を呼び掛けていた。

新型コロナウイルスの新規感染者は全国的に増加傾向にあり、JリーグでもJ1・名古屋グランパスやJ2・アビスパ福岡、FC町田ゼルビアといったクラブで、7月下旬から8月上旬にかけて選手・スタッフの新型コロナウイルス陽性が相次ぎ判明。ツイッター上では「そろそろ、無観客に戻すべきタイミングなのかもな」との声も囁かれる。それでも、リーグは「超厳戒態勢」の中で観客を動員して進行しているだけに、「ルールは守りましょうね 選手たちはサッカーするために感染対策をきちんとしているというのに」「まずはリーグ戦をサポ同士協力しあって開催していきたい」とサポーターの協力を呼びかける声もある。