プロ野球キャンプ「外出自粛」で繁華街ピンチ クラブ経営者は悲鳴「つぶれる店も出てくる」

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「プロ野球の元旦」と呼ばれる春季キャンプの2月1日まであと2週間を切った。新型コロナウイルスの感染が収束しない中で各球団を受け入れる沖縄、宮崎の自治体にはピリピリムードが漂っている。

新規感染者が増えて病床が逼迫している石垣島では、ロッテのキャンプを無観客で実施することが決定。阪神のキャンプ地の宜野座村は入場者を例年の約3分の1の1日1000人に制限する。

「1日に10〜20万を支払ってくれた」

巨人、ソフトバンク、オリックス、西武の1軍、広島とヤクルトの2軍がキャンプを開催する宮崎県でも新型コロナウイルスの感染拡大による政府の緊急事態宣言、宮崎県独自の緊急事態宣言が解除されるまで、各球団のキャンプを無観客で実施すると発表。選手らに不要不急の外出自粛を要請したことも明らかにした。

この状況に複雑な表情を浮かべるのが夜の繁華街で働く飲食業の人達だ。

プロ野球のキャンプと言えば、夜は行きつけの店の料理で英気を養い、2軒目で女性が接客する店に行くのを楽しみにしていた選手は少なくない。

高級クラブの経営者は

「ウチはある球団の主力選手たちが御用達の店で、毎日色々な選手が来て1日に10〜20万を支払ってくれた。2月は稼ぎ時で女の子たちも選手たちに会えるのを楽しみにしていたんです。
ある選手から『このご時世なので今年はお店に行けません』と連絡が来ました。経営面で大打撃です。コロナがいつ収束するか分からないし、県外から来るお客さんも少ないままでしょう。つぶれる店も出てくると思います」

と肩を落とす。

選手も「精神的にきつい」

セリーグのある主力選手も「沖縄の松山のクラブに行くのが楽しみだったのですが...仕方ないですね。外出禁止になると思うのでこのキャンプはホテルで缶詰になりそうです。きつい練習の後にリフレッシュもできないので精神的にきついですね」とため息をつく。

観光産業に重点を置く沖縄で2月は「プロ野球特需」と呼ばれ、宿泊、飲食、土産購入などによる経済効果は100億円を超えると言われている。だが、今年は新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込むことは避けられない。「夜の街」も試練を迎えることになりそうだ。