阪神 矢野監督が契約最終年・鳥谷に肩たたきと英才教育

阪神 矢野監督が契約最終年・鳥谷に肩たたきと英才教育

(提供:週刊実話)

阪神を長く支えてきた鳥谷敬(37)に、「決断の時」がきた。慣れ親しんだショートのポジションへの再挑戦が認められた背景には、矢野燿大監督(50)の真意が他にあったのだ。

「最も影響力の大きいベテランですから、鳥谷の不振がそのままチームの低迷に繋がると言っても過言ではありません。鳥谷がショート奪回に必死になれば、自ずとチームにも活気が戻ります」(在阪記者)

 年齢のことや近年の打撃成績を考えれば、「北條史也(24)有利」と言わざるを得ない。それに鳥谷を優先すれば、世代交代は遅れる。また、チームを活性化させるだけの再コンバートだとすれば、功労者の晩節を汚すことにもつながる。
「鳥谷にとって、’19年は進退のかかったシーズンとなります」(ベテラン記者)

 5年総額20億円(推定)の大型契約は今季で満了する。来年以降も契約を望むのであれば、2割3分台まで落ち込んだ打棒の復活は必須だ。そんな厳しい状況下で、あえて茨の道であるショート再奪取に挑戦したことになる。

「元気な鳥谷が戻ってくれば御の字。指揮官として、『死に場所』を与えてやったということでしょう。ただ、矢野監督はベンチスタートとなったときの鳥谷の対応策にも着手するつもりです」(球界関係者)

 スタメンを外された金本政権下でのこと。鳥谷は眉間に皺を寄せ、グラウンドを見ていた。身を乗り出し、声も出していたが、矢野監督はそれだけでは物足りないとしている。

「ベンチの中央付近に陣取り、戦況を見つめていました。矢野監督は自分のすぐそばに座らせ、直接話し掛ける」(同)

 最終的な采配の決断は矢野監督が下す。参謀役の清水雅治ヘッドコーチも真横に陣取るだろうが、その前に鳥谷にも意見を語らせる場面も作る。指揮官となる将来に備えての“帝王学伝授”である。

「矢野監督は捕手も育てていく。また、組織としてのチーム改革も視野に入れています。鳥谷は球場一番乗りの練習熱心さなど、背中でチームを引っ張ってきましたが、言葉で後輩に伝える場面がなかった」(同)

 控えにまわった鳥谷はその経験を指導者となったときに生かす。主に精神面での話だが、この時に試合展開を読む力を養えるかどうかで大きく変わる。

 定位置奪回は、個人の話。複数年契約を無事に終えたとき、鳥谷には別の肩書も加わりそうだ。

関連記事(外部サイト)