イチロー「3月22日引退」米報道いよいよ日本球界復帰,312;

日本開幕戦後にイチローが引退――。米メディアがそう書き立てている。しかも、その発信源はマリナーズの本拠地の地元紙『ESPNシアトル』なのだ。

「50歳まで現役」を宣言するレジェンドが、その目標を叶えるには、日本球界に復帰するしかなさそうだ。
〈もし、その次の試合となる3月28日のT―モバイルパークでのレッドソックス戦で、イチローがマリナーズのロースター(出場選手枠)に入っていたら、私は「よしてくれ、ジェリー」と叫ぶだろう〉

 これはESPN名物コラムニスト、ジム・ムーアが綴ったもので、ジェリーとはマ軍ゼネラルマネジャーのディポト氏のファーストネーム。3月20、21日に開催される日本開幕戦と、その後のイチロー(45)の去就について触れたものだ。
「メジャー球団が海外で公式戦を行う場合、通常25人のロースターが28人に拡大されます。このプラス3人の枠にイチローが入るのは確実です。帰米後の次の対戦カード以降、米メディアはイチローが25人枠に残るのは難しいと予想しているのです」(特派記者)

 日本開幕戦以降のイチローの去就について、ディポトGMは何度も米メディアに質問されている。
「イチが東京で活躍し、2試合で7本ヒットを打つようなことがあれば、3試合目以降もプレーするチャンスはあるだろうね」

 このように返していたディポトGM。だが、安打製造機のレジェンドでも、いきなりのヒット量産は難しい。
「現役続行のノルマを課すようなGMの発言も、『日本で見納め説』に拍車を掛けています。チャンスは与えるが、ヒット7本は厳しすぎる。ジョークだとしても、周囲が納得するような爆発的な活躍をしなければ、イチローはロースター枠には残れない、と言いたかったのでしょう」(同)

 ムーア氏は〈キャリアをスタートさせた日本で、素晴らしいキャリアを終わらせることが相応しい〉とも記していた。
「即引退」とならないとしても、気になることがある。

 そもそも、マ軍がイチローに提示したのは「マイナー契約」だ。キャンプでは招待選手の扱いとなり、日本風に言えば入団テストの受験選手みたいなもの。チャンスは所属選手と同等に与えられるものの、マ軍が戦力として魅力を感じているのなら、最初からメジャー契約を提示していたはずだ。
「日本開幕戦でいったんメジャー契約を交わし、帰国米後はその結果次第でしょう」(同)

 イチローがマイナー契約を受け入れるかどうかも疑問だ。マリナーズで記録した2542安打は球団史上最多。経営陣も屈辱的なマイナー降格は通達できない。伝説の選手に敬意を表し「ジ・エンド」を告げるはずだ。

 もっとも、イチロー自身が引退を素直に受け入れるかどうかも、疑問である。
(明日に続く)

関連記事(外部サイト)