長嶋茂雄「燦燦会」九州に設立 松井秀喜ソフトバンク監督が急浮上

長嶋茂雄「燦燦会」九州に設立 松井秀喜ソフトバンク監督が急浮上

(提供:週刊実話)

九州に“ミスター”長嶋茂雄氏ゆかりの巨人応援組織「西部燦燦(さんさん)会」発足を受け、今オフの「ソフトバンク松井監督誕生」の怪情報が囁かれている。王貞治球団会長も同会顧問に就任し、ON連携での担ぎ出し。「一番以外は嫌」と公言する孫正義ソフトバンクオーナーも人気と実力を兼ね備えた“ゴジラ鷹”を後押しする――。

 開幕を半月後に控えた3月13日、福岡市内のホテルで「西部燦燦会」の設立式が開かれた。同会は、長嶋茂雄・巨人終身名誉監督(83)の監督時代の背番号「33」にちなんで命名された、財界人らで構成する巨人応援組織。1993年に都内で発足し、’14年には関西財界人による「関西燦燦会」が誕生。発足から四半世紀経った今、福岡県をはじめ、九州と山口、沖縄県の財界人による新たな巨人応援組織が産声を上げた。

 設立式には、利島康司・安川電機特別顧問、貫正義・九州電力相談役、福田稠・福田病院理事長、江夏順行・霧島酒造社長、平野亘也・宮崎銀行頭取、平岡英雄・西京銀行頭取らの世話人のほか巨人の山口寿一オーナー、原辰徳監督、久保博球団会長、堀内恒夫元監督、ソフトバンクホークス会長で巨人OBの王貞治氏ら約60人が出席した。

 「退院したものの、今なお懸命にリハビリを続ける長嶋さんの激励の意味もあるが、長嶋さんの意を汲み松井秀喜氏(44)をソフトバンク監督に受け入れる環境作りも秘められている。巨人は菅野智之が海外FA権を獲得し、原監督の任期が切れる再来年まで現政権が続く。長嶋さんや渡邉恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆には年齢や体調の問題もあり、このままでは松井氏の監督姿が見られない可能性もあります。そこで王会長に助け舟を求めたのではないでしょうか」(スポーツ紙デスク)

 出席者によれば、世話人代表の利島氏が「一致協力してジャイアンツの応援に力を尽くします」と呼びかけると、巨人の山口オーナーは「大変心強い。巨人とソフトバンクの日本シリーズを目指して応援していただければ」と応じ、感謝の言葉を述べたという。

 王顧問も「巨人がこのところ勝てなかったのは、ファンはもちろん、OBにとってもこんなさみしいことはない。我々も含め、多くの人は巨人を倒して日本一、これが本音。(巨人とホークスが日本シリーズで対戦した)2000年の再来を果たしたい」と語り、いかに九州の人たちが巨人を特別なチームとしてとらえているか、メディアを通じてニューヨークの松井氏に訴えかけたのだ。

 長嶋氏からは祝電で、「巨人軍にとって宮崎や沖縄は、キャンプを行う大切な地域。ソフトバンクと巨人軍が日本シリーズを戦えば最高に盛り上がる、巨人軍を応援してプロ野球を盛り上げてもらえればうれしい」とのメッセージが寄せられた。

 「巨人は元々、九州、山口県を販売エリアとする読売新聞西部本社を運営する読売興業(読売新聞社の子会社)が母体だった歴史的背景もあり、この地での巨人の人気は高く、九州地区の読売新聞販売を支えてきました。それが福岡にホークスが誕生したことで、西日本新聞などの地元メディアに人気が分散。それを、巨人監督を務めた王さんをホークスの監督に招いたことで、巻き返すことができた。王さんに続き巨人の至宝である松井氏がソフトバンクの監督に就けば、読売新聞グループにとってメリットは大きい」(巨人OBの野球解説者)

 一方、ソフトバンクの工藤公康監督(55)は今シーズンで3年契約が満了する。この2シーズン、チームは連続日本一に輝き、今季、よほどのことがない限り、契約延長となる可能性は高い。しかし、孫オーナーの信頼は盤石ではないという。

 3月15日に東京・汐留のソフトバンク本社で行われた激励会では、工藤監督に改めて「やっぱり一番以外は嫌」と、次のように注文をつけたのだ。

 「シーズンでもチャンピオンになっていたら、なお気持ちがよかった。今年はシーズンも勝ち抜いて、もう一度チャンピオンになれるよう願っている」

 昨季のソフトバンクは、日本シリーズで広島を下し日本一こそ奪取したものの、レギュラーシーズンは西武に6.5ゲーム離された2位。孫オーナーはこれがいたく不満な様子なのだ。

 「孫オーナーは昨年11月末に行われたスポンサーパーティーでも工藤監督に強烈なメッセージを送っている。『やっぱり一番以外は嫌なんです。性格的に二番は受け入れられない』と。つまり、今季は日本一は言うに及ばず、リーグ優勝も義務付けたのです。完全優勝をやり遂げなければ、今季で退任させる可能性があることを改めて示唆したわけです」(スポーツ紙記者)

 これだけ強引な発言ができるのも、後任に松井氏がスタンバイしているからと言われているのだ。

 松井氏は今季、巨人キャンプの臨時コーチ要請を固辞し、家族と暮らすニューヨークの自宅を拠点にヤンキースのGM特別アドバイザーとして3A、2Aの若手選手の打撃指導を続けている。

 しかし、気になるのは恩師・長嶋氏の健康状態。昨秋以来、日本での仕事を増やし、度々帰国しているのもそのためだ。

 病床にある長嶋氏のための「西部燦燦会」を誕生させたことで、松井氏の心が揺さぶられないはずがない。九州に新たな巨人応援組織が作られたた“真の狙い”は、そこにある…。

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