楽天・三木谷社長の“裸の王様”ぶりと『ヴィッセル神戸』の命運

「仕事を人生最大の遊びにできれば、人は誰でも有能なビジネスマンになれる」
楽天グループの三木谷浩史社長(54)の有名な言葉だ。だが、その遊びでも負けは許されない。

 Jリーグ・ヴィッセル神戸が、フアン・マヌエル・リージョ監督(53)の退任を発表した。「同監督による契約解除の意向を受け」としているが、今季3勝3敗1分けという成績不振による解任だろう。興味深いのは、後任が前監督の吉田孝行氏(42)ということだ。

 「吉田氏は2017年途中、ヘッドコーチから監督に昇格。翌2018年、クラブが目標に掲げていたACL出場を果たせず、同年9月のコーチ・スタッフ会議で決まった配置替えによって退きました。遠回しな言い方がされましたが、当時も事実上の解任でした」(スポーツ紙記者)

 リージョ、吉田両監督とも成績がひどすぎたわけではない。サッカーの世界では、シーズン中に監督が交代するのも珍しい話ではないが、神戸には別の事情もあるようだ。

 吉田体制で迎えた2018年途中にやってきたのが、元スペイン代表の至宝、MF・イニエスタで、今季は同じ元スペイン代表FW・ビジャも加入した。これに元ドイツ代表FW・ポドルスキを加え、それぞれの頭文字をとって「VIPトリオ」が完成。ワールドクラスのスター選手が3人となり、彼らだけで総額41億円という破格の年俸が支払われている。このVIPトリオでJリーグ制覇を狙ったが、結果がついてこなかった。

 そんな状況に、三木谷氏は我慢がならなかったのか。
「欧州の超一流選手を、実績のない日本人監督が扱うのは難しい。シーズン後半に、欧州から超一流の監督を呼び寄せる布石でしょう。このままでは宝の持ち腐れですからね。吉田氏はあくまでもワンポイントリリーフですよ」(専門誌記者)

 欧州リーグは7、8月にシーズンが終了する。その欧州の就活時期にスカウティングをするのではないかとの見方も強まっている。

 総資産額6600億円と言われる三木谷氏は、サッカー関連の金に糸目はつけない。潤沢な資金で大型補強を繰り返すやり方は読売グループと同じだ。

 三木谷氏”が日本サッカー界のナベツネになる?

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