朝乃山(平幕優勝)の三役に“待った” をかけた審判部の力関係

朝乃山(平幕優勝)の三役に“待った” をかけた審判部の力関係

(提供:週刊実話)

先場所、平幕優勝して小結昇進が確実視されていた注目の朝乃山(25=高砂)が三役に届かず、一歩手前の東前頭筆頭にとどまった。6月24日、名古屋場所(7月7日初日)の新番付が発表されたが、前頭筆頭というまさかの結果に“角界スズメ”たちは一斉に驚きの声をあげた。

 「ひと言で言えば、番付編成をつかさどる審判部内の力の差でしょうね。朝乃山の所属する高砂一門の代弁者は錦戸副部長(元関脇水戸泉)ですが、このところ病気がちで影が薄い。このため、朝乃山の新三役昇進を強く推せず、阿武松審判部長(元関脇益荒雄)、高田川副部長(元関脇安芸乃島)らの二所ノ関勢にひっくり返されてしまった。朝乃山に代わって小結に昇進したのは高田川副部長の愛弟子、竜電でした」(協会関係者)

 朝乃山は西の8枚目で12勝し、優勝。竜電はそれより3枚上の西5枚目で10勝を挙げ、技能賞を受賞している。どちらが三役に近いか、確かに難しい判断ではあった。高田川副部長は、「俺は(竜電の昇進に)関係ない。藤島(副部長=元大関武双山)と浅香山(元大関魁皇)が竜電を推したんだ」と言い残して逃げた。

 この番狂わせのおかげで、周囲はシラケっ放し。一番がっかりしたのは朝乃山の優勝に沸いた郷里の富山と母校・近畿大学がある東大阪だ。16日に富山市内で行われた優勝パレードには、オラが故郷から生まれた(太刀山以来)103年ぶりのヒーローをひと目見ようと、ファンが2万5000人も押しかけていた。

 「3年前にリオ五輪で金メダルを取った女子柔道の田知本遥と、女子レスリングの登坂絵莉のパレードより人出が多かったと聞いた朝乃山は『ヨッシャー!』と叫んでいました。東大阪のパレードにも7000人が押しかけ、近大からお祝いに重さ46キロの近大マグロを贈られてニコニコ顔だったんですが…。新三役特集を組んでいた相撲雑誌も内容を差し替えたそうです」(担当記者)

 それでも、傷心の朝乃山は高砂部屋で「前に前に!」と自らに言い聞かせるように稽古を開始した。目指せ2連覇!

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