女性ライダー、21年ぶり世界選手権 日本グランプリ モト3

女性ライダー、21年ぶり世界選手権 日本グランプリ モト3

会見で意気込みを語った岡崎さん(中央)と小原監督(右)。左は井形さん=9月30日

 横浜市出身の2輪レーサー岡崎静夏さん(24)が、最高峰の「ロードレース世界選手権」の日本グランプリ(16日決勝、ツインリンクもてぎ=栃木県茂木町)の「モト3クラス」にワイルドカード(特別枠)で参戦する。同レースに女性ライダーが出場するのは1995年の井形とも子さん(50)以来21年ぶり。岡崎さんは「参戦が目的ではない。チェッカーを受けたい(完走したい)」と気を引き締める。

 岡崎さんは10歳のとき、父が所有していたポケットバイクに3歳下の弟が乗り始めたのをきっかけに、レースに興味を持つように。2007年に若手ライダーを育成する「ロードレースアカデミー」に入学し、本格的に学び始めた。

 横浜商業高校時代にデビュー。09年、10年と連続で女性限定レース「MFJレディースロードレース」で年間王座を獲得し、「日本一速い女子高生ライダー」として注目を集めた。今季は、全日本ロードレース選手権のJGP3ランキングで6位に付けている。

 ワイルドカードで参戦する選手は、日本グランプリのテスト走行が始まる14日にならないと、エンジンとパーツを受け取れず、全戦参戦するライダーと比べ不利となる。岡崎さんは「金曜(14日)のテスト、土曜(15日)の予選、日曜(16日)の決勝と一周一周を大切に走りたい。世界選手権のライダーは高いマシンコントロールの技術を持っているので(間近に見て)吸収し、勉強して戦いを挑めるように頑張りたい」と決意をみなぎらせる。

 小原斉監督は「世界トップレベルのライダーを金網越しに見るのではなく、一緒に走ることで今後につなげてほしい」と期待を寄せていた。