【サッカーW杯・直前対策コラム(1)】今の日本代表の中心選手は? 最新メンバーを知る

【サッカーW杯・直前対策コラム(1)】今の日本代表の中心選手は? 最新メンバーを知る

サッカー日本代表・古橋亨梧選手(C)AbemaTV, Inc.

開幕まで2ヶ月を切り、世界的に盛り上がっているサッカーW杯カタール大会。日本ではABEMAで全64試合が中継されるこの大会について。ORICON NEWSではサッカーに詳しくない人に向けて日本代表や世界の強豪国の魅力を紹介し、誰にでもW杯が楽しめるような記事を特集でお送りしていく。

 第1回は、我らが日本代表の“現在地”について。現在の日本代表にはどんな選手がいるのか、そしてW杯で勝ち抜けるほど日本代表は強いのか。代表での活躍が期待される海外クラブ所属の選手を中心に、現状の戦力を分析する。

■日本はFIFAランキング「24位」 ベスト16進出の前回よりも大幅上昇

 W杯を開催するFIFAが、世界各国のサッカーの強さを順位付けした「FIFAランキング」最新版(8月25日発表)では、日本の順位は「24位」で、アジアではトップのイラン「22位」に次ぐ順位となっている。

 日本より上位にランクインしながら、イタリア(7位)、コロンビア(17位)、スウェーデン(20位)、ペルー(21位)の5つの国が出場しないため、今回のW杯カタール大会における日本のFIFAランキングは上から19番目で、数字だけで判断すると決勝トーナメントとなる「ベスト16」進出は不可能ではないといえるだろう。

 地元開催だった2002年の日韓大会以外で、日本が過去にベスト16に進出したW杯を振り返ると、2010年の南アフリカ大会の直前の順位は「45位」、2018年のロシア大会の直前では過去ワーストとなる「61位」だった。それゆえ、どちらの大会も開催前は「ベスト16は難しい」という予想が多かったが、日本代表は選手とスタッフ陣が一丸となって戦い、サポーターからの熱い応援によって見事に決勝トーナメントに駒を進めた。

 さらに、本田圭佑や香川真司らヨーロッパで躍動していた選手たちが中心となり、「過去最強の日本代表」と評価の高かった2014年ブラジル大会の直前の順位も「46位」だった。これら過去のチームと比較しても現在の日本のランキング「24位」は圧倒的に高く、上位進出を期待させるデータとなっている。

■「海外クラブ所属選手」は過去最高数 最新チームは30人中22人が海外で活躍

 現在の日本代表には、グループステージで対戦するスペイン&ドイツのリーグで活躍する選手のほか、イングランドやフランス、ポルトガル、スコットランド、ベルギー、スイスとヨーロッパのさまざまなリーグで奮闘する選手が選ばれている。

 過去の日本代表を振り返り、W杯時点で選手が所属していたクラブの規模や知名度が最高レベルだったといえるのは、2014年ブラジル大会だろう。エースの本田圭佑がイタリアのACミラン、香川真司がイングランドのマンチェスター・ユナイテッドと世界的名門クラブで、ほかにも長友佑都がイタリアのインテル、吉田麻也がイングランドのサウサンプトンに所属。ドイツでも多数の選手が活躍し、内田篤人がシャルケ04、酒井宏樹がドイツのハノーファー、酒井高徳がシュツットガルト、そしてキャプテンの長谷部誠は当時から現在までドイツのフランクフルトに所属。全23人中12人が海外のクラブで活躍していた。

 一方、今月の「キリンチャレンジカップ」に選出された日本代表メンバーを見ると、ACミランやマンチェスター・ユナイテッドのようなビッグクラブの選手はいないが、冨安健洋がイングランドのアーセナル、鎌田大地が長谷部と同じフランクフルト、吉田麻也が内田も所属したシャルケ04といった名門に所属。さらに、スコットランドのセルティックで主力になっている古橋亨梧&旗手怜央、フランスのスタッド・ランスの伊東純也、そしてスペインのレアル・ソシエダの久保建英など、それぞれのクラブで中心となっている選手も多い。

 全30人中、実に22人が海外のクラブで活躍しており、さらに負傷で選外となった板倉滉(ドイツ・ボルシアMG)や、所属チームの主力ながら代表に選出されない海外クラブの選手もいるほど。かつては海外チーム所属が代表チームへの選出の目安となっていたが、現在はより厳しい競争が繰り広げられている。

■日本躍進のカギを握る3選手 古橋亨梧・伊東純也・鎌田大地

 最後に、特に活躍を期待したい攻撃的ポジションの3選手をピックアップする。1人目は、セルティックのエースとして活躍する古橋亨梧(27)。2017年にJ2のFC岐阜でデビューして頭角を現すと、翌年5月にJ1ヴィッセル神戸に移籍。アンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャ、ルーカス・ポドルスキといった世界の超一流選手たちとプレーすることでレベルアップしていき、19年&20年に2年連続で2桁得点を達成した。21年も好調をキープし、7月にセルティックへ完全移籍しても得点を量産し続け、チームを優勝に導くとともに自身も年間ベストイレブンに選出された。

 今季も開幕からゴールをゲットしまくる絶好調で、リーグの8月の最優秀選手に選出。今月にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリード戦にも出場した。わずか1年の活躍で、かつてセルティックでプレーし現在も“レジェンド”としてファンに愛されている中村俊輔と比較されるほど、大きな期待を背負う存在になった古橋。その爆発力が日本代表でも発揮されることを多くのファンが願っている。

 2人目は、今季より戦いの舞台をベルギーからフランスのスタッド・ランスにステップアップした伊東純也(29)。2015年にJ1ヴァンフォーレ甲府でデビューし、翌15年に柏レイソルへ完全移籍、そして19年2月にベルギーのKRCヘンクに移籍。シーズン途中の加入ながら快足を生かしてすぐにチームの主力となり、チームのリーグ優勝に大きく貢献した。以降もチームの主力としてコンスタントに得点を取り続け、CLの舞台も経験。日本代表としてもW杯予選で4戦連続ゴールを記録するなど、W杯出場の原動力となった。

 29歳となり選手としてのピークを迎えつつある今季、ベルギーよりもレベルの高いフランスへの移籍を決断。スタッド・ランスでは、自身の得意とするウイングよりも1列前のFWとしてスタメンをつかみ、2ゴールをあげるなど存在感を発揮している。プレーの幅を広げていることを森保一監督も評価しており、日本代表としても世界の強豪国に対する強力なオプションとなりそうだ。

 そして3人目は、ドイツのアイントラハト・フランクフルトに所属する鎌田大地(26)。2015年にサガン鳥栖に入団するとルーキーにしていきなりチームの攻撃の軸を担って注目を集め、わずか2年後の17年6月にフランクフルトへ完全移籍。しかしドイツでは思ったような活躍ができず翌18年にベルギーのシント=トロイデンにレンタル移籍すると、シーズンで2桁得点をあげて輝きを取り戻す。

 19年にフランクフルトに復帰すると、磨きのかかった攻撃力でチームの中心として躍動。20-21シーズンはリーグ3位となる12アシストを記録、そして21-22シーズンはヨーロッパリーグでも活躍し、決勝のレンジャーズ戦ではPK戦の3人目のキッカーとして見事に成功させ、グラブに42年ぶりの栄冠をもたらせた。今年は初のCLにも出場し、2戦目のマルセイユ戦ではマン・オブ・ザ・マッチを獲得している。

 日本代表の躍進のカギを握るこの3人。W杯の初戦となるドイツ戦(11月23日)では、どのような活躍を見せてくれるのか。日本では祝日の夜10時キックオフという視聴に最適な時間であり、今大会はABEMAで全64試合を生中継するため、スマホやタブレットやPCさえあれば場所を問わずどこでも試合を楽しむことができる。

 次回はもW杯の強豪に挑む日本代表の戦力を分析する。

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