ムネリンこと川ア宗則が台湾球界で現役復活? 実戦デビューは11月か

川崎宗則氏が台湾球界で現役復活目指す すでに打撃練習始め実践デビューは11月か

記事まとめ

  • ソフトバンクホークスを退団した川崎宗則氏が台湾の味全ドラゴンズで現役復活を目指す
  • 同球団は八百長問題でリーグを脱退し来季からプロ野球に復帰する老舗球団
  • 川崎氏はコーチ兼選手として参加、台湾でもムネリンとして有名だという

ムネリンこと川ア宗則が台湾球界で現役復活? 実戦デビューは11月か

ムネリンこと川ア宗則が台湾球界で現役復活? 実戦デビューは11月か

「体調は75%回復してます。一番いいプレーができるときは73%。問題ありません」。会見では独特の川ア節も復活

ソフトバンクでもメジャーでもファンの心をわしづかみにした人気者"ムネリン"こと川ア宗則が、現役復帰を目指すという。それも日本やアメリカではなく、台湾球界での話だ。

当初は「台湾でコーチ就任」との報道が先行したが、7月13日、台北市で会見に臨んだ川アは「選手9割、コーチ1割でやりたい」と、プレーへの意欲を明かした。

スポーツ紙デスクが言う。

「選手復帰とは意外でした。川アはメジャーから日本球界に復帰して2年目となる昨年、"自律神経系の病気"で春季キャンプに姿を見せず、そのまま3月にソフトバンクを退団。最近は回復傾向にあると聞いてはいましたが......」

昨年オフにはイチローと神戸で練習を行なう姿が目撃されたが、その後は表舞台に顔を出さず。今年4月にデビューした「野球大好きマスクマン」なる覆面ユーチューバーの正体が川アではないかとの説もあるが、真相は不明だ。

台湾の一般紙運動部記者が言う。

「最近、ムネリンは現役を続けるべく代理人を通じて台湾のプロ4球団に売り込みをかけていました。しかしそれが不調に終わり、その後、味全(ウェイチュアン)ドラゴンズが応じたわけです」

少し説明が必要だろう。味全は大手食品会社グループを親会社に持ち、1990年の台湾プロ野球リーグ発足時に名を連ねたチーム。しかしその後、八百長問題の影響で一度は脱退し、来季から再びプロ野球に復帰することが決まった"老舗球団"だ。

「現在の所属選手は、7月1日のドラフト会議で指名した32名だけです。今秋に拡張ドラフトがあるとはいえ、質量共に明らかに選手不足。そこにムネリンからの打診があり、喜んで契約となったわけです」(台湾紙記者)

なお、台湾では多くの場合、選手契約は3ヵ月などの短期。川アもまずは8月から3ヵ月契約を結んだとされており、その後、問題なければ随時更新となる。チームは8月17日からドラフト指名された選手を集めてキャンプを行ない、川アもそこにコーチ兼選手として参加する予定だ。

「そうはいっても、ムネリンはすでにグラウンドで打撃練習を始めています(笑)。実戦デビューは早ければ11月。台湾では11月から年末までウインターリーグが開催され、例年、日本プロ球界の若手や社会人選抜、あるいはドミニカやオーストラリアなどの選抜チームが参加しますが、味全は試合経験を積むために単独チームで参加する予定です」(台湾紙記者)

ところで、この記者は最初から川アのことを"ムネリン"と呼んでいたが、なぜ?

「ハハハ。台湾でもムネリンは有名です。日本野球のファンも多いし、2013年には台湾の英雄である王 建民(ワン・チェンミン)と米ブルージェイズでチームメイトでしたから。WBCに出場したことを知っているファンも多いですよ。味全は来季、まずは2軍リーグに参戦し、順調なら21年から1軍リーグ復帰となる見込みですが、人気者のムネリンなら2軍でもファンを呼べると球団は考えているはずです」

体調さえ万全なら、世界中どこでも溶け込める抜群のキャラ。"ムネリン"はチームの枠を超えて台湾球界の大きな話題となるかもしれない。

写真/時事通信社

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