"モンスター"井上尚弥×"Mr.トリプルスリー"山田哲人、最強アスリートの夢の対決が実現!

"モンスター"井上尚弥×"Mr.トリプルスリー"山田哲人、最強アスリートの夢の対決が実現!

「モンスター」井上尚弥(左)vs「Mr.トリプルスリー」山田哲人が夢の共演!

■2020年は東京五輪とラスベガス・デビュー

日本が誇るふたりのトップアスリートの夢のツーショットが実現!

WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋ジム)と、プレミア12で侍ジャパンを世界一に導いた山田哲人(東京ヤクルト)が、フジテレビの年末スポーツ特番『最強スポーツ統一戦2019』で共演した。

ふたりは同世代とあって収録中も互いに興味津々の様子。 

「井上選手の試合は毎試合、見てますし、KOシーンは動画サイトで何回も繰り返して見たりもしました。さっきも個人的に写真を一緒に撮ってもらったんですよ。僕が身体的に井上選手に勝っているところですか? 身長くらいしかないですよ(笑)」

と山田が謙遜すれば、

「山田選手みたいな同世代のトップ選手とこうやって絡む機会はなかなかないので、すごく刺激になります。(同じ番組の共演者である)サッカーの武田(修宏)さんと絡んでも、そういう刺激はもらえないですから(笑)」

と井上も笑う。

同番組はボクシング、野球、サッカー、ラグビー、陸上、ハンドボールと、各界を代表するトップアスリートたちが6つのオリジナル競技で対決。団体戦で最強スポーツを決める年に一度の祭典だ。

今回はそれぞれ、ボクシングチーム、野球チームを率いるふたりに抱負を聞いた。

「いろいろな種目のアスリートと共演してあらためて感じるのは皆さんの体格のよさです。みんなホントにデカイ(笑)。ボクシングでは普段、あんな人たちと戦うことはないですからね。かといって走りでは陸上選手に勝てないですし、どこかで見せ場をつくらなきゃと思ってます」(井上) 

「去年はパワークライミング(天井から垂らした6mのロープを登りきるまでのスピードを競う競技)で井上尚弥選手と対戦したんですが、腕力も体幹もとても強くて僕とはレベルが違うなと感じました。収録の合間にトレーニングの話とかも聞いてみたいんですけど、僕、人見知りなんで(苦笑)。

今回、野球チームはパワー系、スピード系とバランスよく選手がそろっています。『ジャスト10メーター(10m走)』ではまさかの出来事もありましたが、それも含めて楽しんで見てほしいです(笑)」(山田)

2019年のスポーツシーンを締めくくる同番組だが、今年はふたりにとっても忘れられない一年となった。

「今季、ペナントではチームが最下位で悔しい思いをしましたが、侍ジャパンでは(決勝の韓国戦で逆転スリーランを放ち)世界一になれたので、その部分はすごくうれしかったですね」(山田)

「日本で初の試みとなるWBSSで優勝できましたし、12月には第2子も誕生したので公私共にすごく充実した1年でした」(井上)

WBSSの決勝では右目眼窩底(がんかてい)と鼻を骨折するなど、ボクサー人生初ともいえる苦戦を強いられた井上だが、現在は順調に回復。すでに次戦に向けた準備は始まっている。

「今はロードワークとフィジカルトレーニングでまずは体を戻す時期です。来年4月に米ラスベガスでの試合が決まっているのでそこに向けて100パーセント仕上げていきたいです」

これまでライトフライ級、スーパーフライ級、バンタム級とすでに3階級制覇を成し遂げた井上だが、それで満足する様子はない。

「まずはひとつ上のスーパーバンタムを来年の終わりか再来年くらいに獲(と)りたい。そして35歳くらいでフェザー級を獲れたらいいですね」

一方、今季は打率が3割を切り、4度目のトリプルスリー達成とはいかなかった山田だが、もはや技術面で変えることはないという。

「オフは技術面というよりも、体幹など体を大きくするトレーニングを重点的にやりたいと思ってます。僕はあまり最初からプラン立てはせずに、トレーニングをやっていくなかで感じたものを取り入れていくタイプなのでそこは今オフも変わらず、です」

今季、日本新記録の38連続盗塁成功を達成した山田は、来季に通算200盗塁の大台も見据える。

「盗塁にそこまでこだわりがあるわけじゃないんですが、やっぱり"走ったらセーフになる選手"でありたい。今年は記録を作れたので、来年もまた挑戦したいです」

2020年、山田は侍ジャパンの主軸として東京五輪の出場が濃厚。井上も4月の"聖地"ラスベガスでのデビューに向けて準備が着々と進んでいる。来年もこのふたりがスポーツ界を盛り上げることは間違いない!

●井上尚弥(いのうえ・なおや)
1993年4月10日生まれ、26歳。神奈川県出身。身長165p。2012年にプロデビュー。6戦目で世界王座を獲得し、8戦目で2階級制覇(当時、世界最速)。今年11月にはWBSSバンタム級トーナメントで優勝。WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者。19戦19勝(16KO)

●山田哲人(やまだ・てつと)
1992年7月16日生まれ、27歳。兵庫県出身。身長180p。2010年、ドラフト1位で東京ヤクルトスワローズに入団。2015、16、18年と3度トリプルスリーを達成(史上初)。今年11月に行なわれたプレミア12では侍ジャパンの世界一に貢献

■『最強スポーツ統一戦2019』は12月30日(月)18:00〜21:54フジテレビにて放送予定

取材・文/武松佑季 撮影/下城英悟

関連記事(外部サイト)