男子バレー「堺ブレイザーズ」選手や中垣内部長が語る地元への思い

男子バレー「堺ブレイザーズ」選手や中垣内部長が語る地元への思い

[写真]堺に住んで5年目という千々木駿介選手

Vリーグ男子初のプロクラブチーム

 大阪府堺市に本拠を置くV・プレミアリーグ男子のプロバレーボールクラブチーム「堺ブレイザーズ」。2000年に、新日鐵・ブレイザーズという企業チームからVリーグ男子としては初となるプロクラブチームとなり、バレーボール教室を行うなど堺市に密着する同チームの様子を伺うべく、同市内にある体育館を訪ねてみた。

千々木選手「もう1回強い堺ブレイザーズを」

 チームの練習場は、堺市堺区にある新日鐵住金堺体育館。館内では、選手らが汗を流し、平日にもかかわらず観客席には多数のファンが駆けつけ、カメラ撮影などを行う女子も多く見られる。

 練習前、何人かの選手に話を聞いてみた。最初に応じてくれたのは同チームの千々木駿介選手。「堺市に住んで5年目になりますけど、明るく気さくな方が多いですね」

 伝統産業などもあり、様々な職種の人が住んでいて、会話も楽しいという。「この何シーズンかは優勝から遠ざかってしまっていますが、もう1回強い堺ブレイザーズを堺のみなさんにお見せできるように、一生懸命がんばります」と意気込みも十分だ。

佐川翔選手「ガツガツ点を取りに」

 次に話を聞けたのは、佐川翔選手。堺市出身で、中学の時にジュニアブレイザーズに入り、現在に至るという生え抜きの選手だ。「生まれも育ちも堺。小学校は地元のチームにいましたが、中学にバレーボール部がなかったので、ジュニアブレイザーズに入りました」と振り返る。

 ポジションはセッターで、自分でもガツガツ点を取りにいけるセッターとしてやっていくと意気込みも語る。チーム内では本人曰く「弟的」な感覚で先輩らにいじられるキャラだが、それゆえ、他のポジションの人も佐川選手になにかと話しやすいため、信頼関係を築けていけるそうだ。

内藤和也選手「地域に密着したチーム目指す」

 内藤和也選手は、千葉出身。最初、このチームに入るときは「大阪府っていろんなことで有名なので、いかつい都会なんだろうなあと思ったんですが、来てみたら歴史ある街で、その街並みのよさが安心しました」と話す。

 同チームは堺市をはじめ各地でバレーボール教室を開催しており、内藤選手もそこで多くの子供たちとふれあってきた。

 「たまに街でも話しかけてきてくれたりするんですが、それがちょっとうれしくなります。ホームゲームは満員にして頂けるのですごいなと」

 今季の抱負を聞くと「ブレイザーズは地域に密着したチームを目指していますが、結果を出すことは当然です。街の中で会った時に、みなさんからもっともっと気さくにお話ししていただけるようなチームになればと思います」と力強く笑顔で語ってくれた。

中垣内部長「ブレイザーズと堺は切り離せない関係」


 一方、今年4月には中垣内祐一さんが部長に就任した。中垣内部長は、1990年に同チーム前身の「新日鐵」に入部。90年代には男子バレーボール日本代表のエースとして、1992年バルセロナ五輪に出場、6位入賞を果たすなど活躍した。

 2004年の現役引退後、堺ブレイザーズの監督に就任。アドバイザーも務め、全日本のコーチなども務めた。「総責任者ということで、チームの維持に関わることや、Vリーグチームの運営、チーム代表としての会議などいろんな仕事をしています」と話す。また「このチームで私は全部をみることになるので、現場をすべて把握することになります。いろんなバレーボール教室や施設・管理運営の責任者となるので、他のバレー部長よりはやることが多いと思いますが、まぁたいしたことないですよ」とクールに続けた。

 そして、「ブレイザーズと堺は切り離せない関係。我々がもっと堺市に根ざしたものでありたい、堺市の人に応援してもらえるチームでありたいですね」とホームタウンへの思いも語った

15年間応援団長「なおき」の熱き思い

 そして最後に、15年間応援団長を務める、なおきさんは「本当にファンの皆様の熱い応援は身にしみております。ブレイザーズファンは日本一だと思っております。新日鐵さんのDNAは応援にも残りつつ、しっかりと。今後とも熱い応援が必要でございますので、よろしくおねがいします」と、元気に語ってくれた。

 練習場や試合の風景をみても、選手やスタッフ、そしてファンとの「一体感」が感じられる堺ブレイザーズ。今季も、心をひとつに優勝に向かって進むチームの姿を目の当たりにすることができるだろう。

地図URL:http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=34.59678099999998&lon=135.46214879999997&z=17