長嶋茂雄氏「本当の容態」 家族、松井氏ら周囲の状況に異変

長嶋茂雄氏が高熱と腹痛で緊急入院と報道 長嶋三奈、松井秀喜氏の動きに憶測も

記事まとめ

  • 長嶋茂雄氏が高熱と腹痛で緊急入院したと報じられ、入院生活は1カ月を超えたらしい
  • 茂雄氏の発言を巨人が発表したが、山口俊らの個人名を出したことが疑問視されている
  • また、松井秀喜氏や長嶋三奈が普段と違う行動をとっており、憶測を呼んでいる

長嶋茂雄氏「本当の容態」 家族、松井氏ら周囲の状況に異変

長嶋茂雄氏「本当の容態」 家族、松井氏ら周囲の状況に異変

ミスターにいったい何が?(時事通信フォト)

 あまりに突然の“入院発表”に、球界関係者だけでなく日本中に心配が広がった。しかもその発表によれば“回復”したはずのミスターのその後の様子は、なぜか伝わってこない。家族、愛弟子、読売巨人軍……ミスターを取り巻く周囲の状況にも異変が見て取れる。何が起きているのか──。

◆「回復コメント」に漂う違和感

 都内にある大学病院の上層階の一室に、今も“ミスター”こと長嶋茂雄氏(82)の姿はある。入院生活は、すでに1か月超──。

 長嶋氏が最初に体調の異変を訴えたのは、7月上旬のことだった。

「毎年7月、長嶋さんは北海道千歳市で行なわれる男子ゴルフツアー『長嶋茂雄招待セガサミーカップ』に足を運んでいました。最終日に会場を訪れて選手を激励し、表彰式に出席するのが恒例でしたが、今年は夏風邪を理由に欠席しました。同月、東京ドームで開催された都市対抗野球で快進撃を見せたセガサミーの応援にも姿を見せなかったことで、体調不安が囁かれるようになった。

 プロ野球観戦も、5月には東京ドームでの巨人戦に3度も足を運んだのに、6月8日の交流戦(対西武)を最後に、観戦する様子が報じられなくなった」(スポーツ紙記者)

 7月上旬に大事をとって入院すると、検査で胆石が見つかった。その容態を詳しく報じたのが8月9日発売の『女性セブン』だった。〈長嶋茂雄緊急入院!「懸命の病室」と「家族の相克」〉と題した記事で、胆のうの不調により、肌や目が黄色くなる「黄疸」の症状が出ていたことを報じた。記事には高熱とともに激しい腹痛に襲われた長嶋氏が、病院に運び込まれたとある。8月上旬の時点で病状は一進一退で、予断を許さない状況だと伝えられている。

 巨人球団が、唐突にも思える「長嶋氏のコメント」を発表したのは、記事が出る前日のこと。内容は次のようなものだった。

〈大変ご心配をお掛けしました。おかげさまで回復しています。今は静養に努めながら、昼は高校野球、夜は巨人戦をテレビ観戦しています。山口俊投手のノーヒット・ノーランには心が震えました。内海、吉川光、メルセデスの左腕3投手による対DeNA戦3連勝には元気をもらいました。チームは苦しい状況ではありますが、優勝をあきらめずに最後まで頑張ってほしいと思います〉

 長嶋氏は、2004年に脳梗塞で倒れたことがあるだけに、快方に向かっているという発表に安心したファンは多いだろう。ただ、詳しい病状を報じる記事が出る前日に出されたコメントの内容に、違和感を拭えないとの声もあった。

「選手の個人名を出して、最近の成績にまで具体的に言及しているのが、不自然に感じられた。逆に体調を心配してしまう」(前出・スポーツ紙記者)

 しかも、回復コメントの一方、それ以降の長嶋氏の容態はスポーツ紙はおろか、“所属元”の読売新聞でさえも報じられず、長嶋氏の姿も表に出てこない。

◆「面会謝絶」の病室を訪れた人物

 周囲の動きも不思議に映る。記念すべき100回目を迎えた夏の甲子園で、開幕試合(8月5日)の始球式を務めたのは、2013年に長嶋氏と揃って国民栄誉賞を受賞した愛弟子・松井秀喜氏(44)だった。

「2012年に現役を引退して以降も、松井はアメリカに生活の拠点を置いたままにしている。イベントなどで日本に帰国することはあっても、それを終えるとすぐに戻ってしまうのが常でした。それが今回は違い、始球式のあとに控えていた野球中継の解説やスポーツイベントへの出演が一段落しても、日本に留まっている。恩師の容態を心配してのことではないでしょうか」(同前)

 松井氏の巨人入団当初、当時監督だった長嶋氏がマンツーマンで指導し、日本球界、そしてメジャーでも屈指の強打者に育て上げたのは有名な話だ。その松井氏が、普段と違う行動をとっていることを関係者が気にするのは、状況が状況だけに無理もないだろう。

 長嶋氏の次女でスポーツキャスターの三奈さん(50)は、8月13日、熱闘甲子園(テレビ朝日系)に出演。15年にわたってレギュラー出演した夏の風物詩の同番組に出るのは、2013年に降板して以来、5年ぶりだった。

「三奈さんはレギュラーを降りても毎年甲子園に取材に来ていました。あの笑顔はベテラン記者たちにとってはオアシスでした。今年も開幕前から“100回の節目だから、いつも以上に頑張ります”と気合い十分だったそうです。でもその言葉に反して、大会序盤に三奈さんを甲子園で見かけなかった」(別のスポーツ紙記者)

 長嶋氏を襲った事態を考えれば当然だったのだろう。

「長嶋さんの入院以降、三奈さんは病院で付きっきりの状態だったそうです。ただ、三奈さんの姿が甲子園にないとなると、さすがにおかしいと感じる人も出てきます。

 初めて姿を見かけたのは、ちょうど長嶋さんの緊急入院を報じる女性セブンが発売された8月9日だったかな。大変だったろうけど、気丈に笑顔で振る舞っていましたよ。その様子から、それほど深刻な病状ではないと思った人もいましたが、一方で、タイミングがタイミングだけに、心配無用だとあえてアピールしているようにも感じてしまった」(同前)

 入院中の病室は、面会謝絶の状態が続いている。家族以外で面会を許されたのは、ごく一部の読売関係者に限られたという。

「胆石には処置を施したのに、黄疸の症状が引かず、検査の数値にも異常が出たままだと聞いています。別の治療も検討しているといいます」(球界関係者)

 脳梗塞以降、懸命のリハビリを続けてきた長嶋氏。国民栄誉賞の授賞式当日に行なわれた東京ドームでの始球式で、長嶋氏は松井氏のボールを左手一本で豪快に空振りした。

「あと1年あったら、ちゃんと打てた」──セレモニー後、長嶋氏は目に炎を宿しそう話した。

「昨年末には、田園調布の自宅に手すりをつけたり、段差をスロープに変えるバリアフリー工事を施したそうです。思い出の詰まった自宅とはいえ、年齢的にはもっと暮らしやすい家に移り住んでもおかしくない。にもかかわらず工事を行なったのには、“不自由さはあっても、自宅で日常生活を送る”という長嶋さんの強い決意のようなものを感じました」(長嶋家の知人)

 だが、10年以上にわたって通うリハビリ施設の関係者も不安を吐露する。

「体調を崩してリハビリを休むこともありましたが、いつも必ず再開の時期を決めていました。一旦休んでしまうと、高齢なこともあって体力や筋力はどーんと一気に落ちてしまいますからね。ですが今回は“いつ再開できるかわからない”という状況だそうです」

※週刊ポスト2018年8月31日号

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