入院の長嶋茂雄氏 脳梗塞からの復帰劇で生じた家族の溝

長嶋茂雄氏の2005年“復帰劇”を巡り、長嶋一茂と次女の長島三奈の間に溝か

記事まとめ

  • 長嶋茂雄氏が胆のうの不調であることと、緊急入院していることを女性誌が報じている
  • 長嶋氏は2004年の脳梗塞のときは、翌2005年7月に巨人・広島戦で公の前に姿を見せた
  • この“復帰劇”を巡り、長嶋一茂と次女の長島三奈に溝が生まれたと言われている

入院の長嶋茂雄氏 脳梗塞からの復帰劇で生じた家族の溝

入院の長嶋茂雄氏 脳梗塞からの復帰劇で生じた家族の溝

三奈氏は長嶋茂雄氏のそばにいるが…(時事通信フォト)

 8月9日発売の『女性セブン』は〈長嶋茂雄緊急入院!「懸命の病室」と「家族の相克」〉と題した記事で、「ミスター」こと長嶋茂雄氏が胆のうの不調により、肌や目が黄色くなる「黄疸」の症状が出ていたことを報じた。記事には高熱とともに激しい腹痛に襲われた長嶋氏が、病院に運び込まれたとある。8月上旬の時点で病状は一進一退で、予断を許さない状況だと伝えられている。

 巨人球団が、唐突にも思える「長嶋氏のコメント」を発表したのは、記事が出る前日のこと。内容は次のようなものだった。

〈大変ご心配をお掛けしました。おかげさまで回復しています。今は静養に努めながら、昼は高校野球、夜は巨人戦をテレビ観戦しています。山口俊投手のノーヒット・ノーランには心が震えました。内海、吉川光、メルセデスの左腕3投手による対DeNA戦3連勝には元気をもらいました。チームは苦しい状況ではありますが、優勝をあきらめずに最後まで頑張ってほしいと思います〉

 今回の長嶋氏の入院は、同誌のスクープがきっかけで明らかになった。

「当初は、入院の事実も公表しない方針だったのでしょう。長嶋さん自身は甲子園に縁がありませんでしたが、球児たちの晴れ舞台に水を差したくないという気遣いをする人。その意志は〈昼は高校野球を観ている〉というコメントにも表われている」(球界関係者)

 現役時代から一挙手一投足が注目されてきた長嶋氏が、不本意な形で人々の関心をひくことをよしとしないのは当然だろう。一方、周囲の思惑も見て取れる。全国紙記者が言う。

「突然野球担当からコメントだけが渡されるという展開で、紙面の制作現場は驚いていました。女性セブンの記事では、病状が決して楽観視できないものだとされていた。長嶋さんのコメントは事務所ではなく球団を通して発表されましたが、憶測が憶測を呼ぶことを避けたいという球団の意図も感じた」

 改めて、長嶋氏の個人事務所「オフィスエヌ」に容態を尋ねたが、「お話できません」とするのみだった。

 もちろん、長嶋氏が病床から復活をすることを、ファンは切望している。

「2004年の脳梗塞のときも、入院から約1か月後には退院し、リハビリをスタート。翌2005年の7月、東京ドームでの巨人・広島戦で公の前に姿を見せた。麻痺が残っているとされる右手はポケットに入れたままでしたが、その笑顔に世間が安堵したのは間違いありません」(スポーツジャーナリスト)

 だが、その“復帰劇”は同時に、家族に溝を生んだともいわれる。観衆の前に現われた長嶋氏の隣には、長男・一茂氏(52)がいた。

「球団代表特別補佐だった一茂さんが、プロ野球の人気回復を狙う読売グループ上層部の“復帰要請”を断われなかったと囁かれた。

 一方、当時も春の甲子園取材をキャンセルしてでも病院に通い詰め、身の回りの世話をしていた次女の三奈さん(50)は、長嶋さんのプライドや名誉を考えて、半端な状態で人前に立たせるべきではないと考えていたようです。兄妹間の考えの違いからか、今回、長嶋さんの病室には、三奈さんと長年長嶋さんの身の回りの世話をしている男性が交代で詰めていますが、一茂さんは見舞いに訪れていないそうです」(同前)

※週刊ポスト2018年8月31日号

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