金村義明氏“20年間当たったことない”順位予想の最新版

金村義明氏“20年間当たったことない”順位予想の最新版

予想は合ったことがないと語るが…

 3月29日にプロ野球セ・パ両リーグが同時開幕する。全球団のキャンプを20年連続でその目で視察した野球評論家の金村義明氏(55)は、今年のペナントの行方をどう予想するのか。順位予想を語ってもらった。

 * * *
 この順位予想いうのが嫌なんですよ。最初に言うときますけど、僕20年やってきて順位予想が当たったことありませんからね(笑い)。

 というか、どんな評論家もなかなか当てられるもんやないんですよ。もっとも、唯一的中させたのが関根潤三さん(92)。「キャンプを視察してないから」といって前年にご自身がした予想と全く一緒にして当たっちゃったことがあった(笑い)。

 みんな最下位目指してやっているわけじゃないですし、何言われるかわからんのですよ。ケツの穴の小さいこと言う人らもたくさんいますからね。

「最下位にしやがって」って恨み節も言われますからね。でもある大物監督からは、「ウチを低めにしといてくれて、これでしばらく警戒されないからやりやすいわ」ってお礼を言われたこともあったなあ。

 で、まあ気を取り直して予想するとこんな感じでしょう。

【セ・リーグ】1位:巨人、2位:広島、3位:阪神、4位:ヤクルト、5位:横浜、6位:中日

【パ・リーグ】1位:ソフトバンク、2位:西武、3位:日本ハム、4位:ロッテ、5位:楽天、6位:オリックス

 どちらのリーグも2強、3チームがAクラスを争って、最下位が引き離されるという展開ですかね。

 巨人は戦力が抜きん出ている。キャッチャー争いが見物ですが、僕は小林誠司(29)になると思いますよ。

 4連覇を目指す広島は、丸佳浩(29)の穴が大きい。人的補償での放出ながら、長野久義(34)は広島で楽しそうにやっとりましたが、長野が3番に入って丸の穴を埋めないといかんというような状況なら厳しい。

 一方のパ・リーグでは、これはもうソフトバンクの強さはなかなか崩せない。一〜三軍まで同じ施設でやっていたが、上から下まで他球団とは活気が違う。しかもその中で一番元気なのがベテランの松田宣浩(35)でしたからね。朝イチで泥だらけになってやってましたよ。ベテランがああいう姿勢を見せると、チーム全体の底上げになります。

 昨年優勝した西武は、浅村栄斗(28)が抜けても強打は衰えない。西武のキャンプは効率的で午前の全体練習の終わりが早く、昼食の時間も短い。その代わり、午後の長い時間各々がバットをブン回してました。

 日本ハム、ロッテとAクラスを争う楽天は、則本昂大(28)の離脱が痛い。キャンプ中から「いつ開幕を迎えてもいい」くらい良い状態でしたからね。岸孝之(34)との二枚看板が崩れたとなると、厳しい闘いになる。

 最下位に予想したオリックスは、西勇輝(阪神へ)と金子弌大(ちひろ・35、日本ハムへ)が抜けて厳しいと思っていたが、新外国人のメネセス(26)が思いの外いい。キャンプでは吉田正尚(25)がポンポンスタンドに運んでいましたし、2人が上位打線でうまく機能すれば逆襲もあるかもしれません。

 ただ、大事なことなんでもう一度言うときますけど、僕は20年やってきて、予想は一度も当たったことありませんからね!

※週刊ポスト2019年4月5日号

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