三浦知良、貴乃花、井上康生 彼らの因縁ライバルのその後

三浦知良、貴乃花、井上康生 彼らの因縁ライバルのその後

第64代横綱の曙(時事通信フォト)

 今年のプロ野球ドラフトでは、高校野球を沸かせた2人のライバル、佐々木朗希(大船渡)と奥川恭伸(星稜)に注目が集まった。スポーツ界の歴史はこのように、ライバルとして並び称された「ふたり」が何組もいた。しかし、勝負の世界では、その後のキャリアの中で明暗が分かれることもある。あの日輝いた「もうひとり」のその後──。

 Jリーグを代表するスターの三浦知良と中山雅史。「カズ」「ゴン」と呼ばれ、1990年代のサッカー人気を牽引した。

 カズは52歳の現在も現役選手としての出場が話題になるが、同い年の中山は2012年に引退。しかし2015年に3年のブランクを経て選手に復帰した。

「所属はJ3のアスルクラロ沼津。今年も契約更新されたが、4年間で公式戦には一度も出ていない。それでも三浦の最年長ゴール記録の更新を虎視眈々と狙っている」(サッカー担当記者)

 角界のライバル関係といえば、「曙貴時代」と言われた第64代横綱・曙と第65代横綱・貴乃花の関係が思い浮かぶ。2人は入門同期として相撲教習所時代から競い合ってきた。

 日本相撲協会との対立が記憶に新しい貴乃花だが、曙はプロレス転向後、消息が乏しい。

「プロレスラーとしての技術は関係者からも高く評価されていた。2015年にジャイアント馬場夫人から支援を受けて『王道』というプロレス団体を立ち上げましたが、2017年に急性心不全で倒れ、それ以来入院生活が続いている。2年以上寝たきりの状態で、奥さんのクリスティーン麗子さんが献身的に介護をしています」(スポーツ紙記者)

 1990年代の土俵を沸かせた小兵力士が、「技のデパート」として知られた舞の海と、高校教師からの転身で話題を呼んだ智ノ花。

 舞の海はNHKの相撲解説や健康食品のCM、さらには『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ系)でよく見かけるが、智ノ花は引退後も相撲協会に残った。

「立浪部屋の部屋付き親方になった後、元魁輝の先代・友綱親方を頼って部屋を移籍。その後、玉垣親方を襲名して、現在も友綱部屋付き親方として協会に残っている。今は九州場所担当として福岡入りしています」(相撲担当記者)

 2007年に柔道全日本選手権と嘉納杯で当時最強と言われた井上康生に連勝、2008年の北京五輪で金メダルを獲った石井慧は、その後数奇な運命を辿った。

 五輪直後にK-1、UFCなどを渡り歩いたあと、クロアチアに拠点を移した。現在もヨーロッパで総合格闘家としてキャリアを重ね、クロアチア国籍を取得した。

※週刊ポスト2019年11月8・15日号

関連記事(外部サイト)