土俵外の話題多い名古屋場所「白鷺の姉御・錦のママ」や風呂

土俵外の話題が多い大相撲名古屋場所 八百長問題や山の神・神野大地の祖母も観戦

記事まとめ

  • 大相撲名古屋場所は「熱帯場所」とも呼ばれ、土俵外の騒動が多いことでも知られる
  • 風呂が東西に分かれておらず、2003年には朝青龍と旭鷲山が一触即発の悶着を起こした
  • 観客には青学大で現・コニカミノルタの神野大地の祖母「白鷺の姉御」や「錦のママ」も

土俵外の話題多い名古屋場所「白鷺の姉御・錦のママ」や風呂

土俵外の話題多い名古屋場所「白鷺の姉御・錦のママ」や風呂

名古屋場所は土俵外の話題も豊富

 大相撲名古屋場所の前売り券は即日完売となり、相撲ブームはこれまで以上の盛り上がりを見せている。先場所に続き、優勝争いの帰趨は横綱・大関勢とガチンコ平幕のぶつかり合いの結果で大きく左右されそうだ。両国国技館で開催される東京場所とは一味違った面白さが「名古屋」にはある。名古屋は、独特の蒸し暑さから「熱帯場所」とも呼ばれ、土俵外の騒動が多いことでも知られる。

 2010年に発覚した野球賭博事件では、名古屋場所のNHK中継が中止になった。2003年の名古屋場所では、8日目の取組後、風呂場で朝青龍と旭鷲山が一触即発の悶着を起こしている。

「その日の結びで平幕力士に負けて機嫌の悪かった朝青龍が、風呂場の出入り口で先に入っていた旭鷲山と肘がぶつかった。それに怒った旭鷲山と大声で口論になり、たまたまいた魁皇が間に入ってその場を収めた。同場所5日目には朝青龍が駐車場にあった旭鷲山の車のミラーを肘打ちで壊す騒動もあり、両者の関係は修復不可能なまで悪化。このモンゴル勢の内紛によって2派閥がはっきりと分かれた“事件”です」(ベテラン記者)

 愛知県体育館ではサブ体育館を2分割して支度部屋に充てている。そのため風呂が東西に分かれていない。対戦直後に興奮したままの力士が顔を合わせるためか、衝突も起きやすいのだ。また東西の力士が容易に接触できるため、かつては八百長の交渉場所になっていた。

 2009年の名古屋場所では「砂かぶり」と呼ばれる維持員(協会維持費を支払った会員)席で、暴力団幹部多数が観戦していたことが判明。チケットを手配した木瀬親方が処分を受ける事件も起こった。

 大ブームのなかで不祥事は避けたいのか今年は維持員席のチケットには〈売買行為があった場合は退場及び退会処分とする〉という警告が赤地に白文字で大書きされた。「先場所まではなかった表記」(前出の協会関係者)だという。

 2009年に発覚した暴力団による観戦はいずれも向正面の席で、「中継に映り込んで刑務所に収監されている幹部に顔を見せる」のが目的だった。

 名古屋場所では、そうしたテレビに映り込む席で異彩を放つ女性がいる。中継を見ていると毎日、東西の花道の脇に着物姿の派手な女性が座っていることに気付くはずだ。

「東西に一人ずつ、着物に髪をばっちりセットした“15日間皆勤”の女性がいます。西の花道側にいるのが『白鷺の姉御』と呼ばれる市内の鶏肉卸店の4代目女将。箱根駅伝で活躍した青学大の山の神・神野大地(現・コニカミノルタ)の祖母としてテレビでも紹介されて有名になりました。ベンツを自分で運転して会場にやってくるのをよく見ます。

 対する東の花道にいるのが、市内中心部にあるクラブを経営する通称『錦のママ』。店の美人どころを連れてきては、周囲の目を惹いています。2人とも互いを意識して張り合っているのか、会話をしているのは見たことがありません」(茶屋関係者)

 熱い取組の続く名古屋場所。テレビ画面の隅のスミまで見逃せない。

※週刊ポスト2017年7月21・28日号

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