上与那原、100メートル予選敗退 リオ・パラリンピック

上与那原、100メートル予選敗退 リオ・パラリンピック

車いす陸上(T52)の100メートル予選1組に出場し、後半の追い上げを見せる上与那原寛和=9日、リオデジャネイロのオリンピックスタジアム(稲福政俊撮影)

 【リオデジャネイロ9日=稲福政俊】リオデジャネイロパラリンピック第3日は9日午前(日本時間同日午後)、沖縄市の上与那原寛和(SMBC日興証券)が車いす陸上(T52)の100メートル予選1組に出場し、19秒35の6位で予選敗退した。タイムはシーズンベストだった。上与那原の次のレースは大会第6日の12日午前10時(日本時間同日午後10時)予定の400メートル予選。◆決勝逃すも今季ベスト
 「決勝まで行くのが目標だったんだけど、駄目でしたね」。上与那原寛和は100メートル予選1組を6位で終え、苦笑いを浮かべた。しかし、決勝進出は逃したものの、シーズンベストの19秒35を記録。得意の400、1500メートルを前にトラックの感触をつかんだ。悔しさを口にする半面、収穫を得た胸の内も見え、手応えも感じた様子だった。

 レースはスタートで出遅れた。後半の伸びで追い上げを見せたものの、逆転するには至らず、そのままゴールした。結果には納得していないが「トラックはそんなに重くない。会場は偏りがあるが、観客が近く応援がすごい」と会場の雰囲気も冷静に観察し、次のレースに向けた準備も怠らなかった。

 前日練習は3千メートル走のほか、スタートから200メートルの加速走、後半200メートルの追い込みなどに費やした。スタートダッシュが勝負を分ける100メートルではなく、得意の400、1500メートルを見据えた練習内容だ。

 トラックに不慣れだったロンドン大会の反省を生かし、あえて上位進出が厳しい100メートルにエントリーした。その意図は「本番」の400、1500メートルの前に、トラックの状態や会場の雰囲気を確かめるためだ。

 「戦いは12日(400メートル予選)」。3大会連続出場のベテランは、得意種目に向け気持ちを切り替えた。(稲福政俊)

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