キングス完敗 三河に69―89 Bリーグ

キングス完敗 三河に69―89 Bリーグ

第4Q インサイドからパスを受け、シュートを放つ岸本隆一=8日、沖縄市体育館

 プロバスケットボール「Bリーグ」の琉球ゴールデンキングスは8日、ホームの沖縄市体育館にシーホース三河を迎えて今季第5戦を行い、69―89で敗れた。通算成績は2勝3敗。キングスは試合序盤から10点前後の差を追い掛ける展開から第3クオーター(Q)で猛追し、第4Q序盤で一時同点に追い付いた。しかし、落ち着いた試合運びで確実にシュートを重ねる三河に再び突き放された。三河との第6戦は9日午後2時から同体育館で行う。(観客3167人)

三河(3勝2敗)
 89―69(26―16,14―14,20―28,29―11)
キングス(2勝3敗)

 【評】強いインサイドバスケの三河がキングスを圧倒した。第1、第2Qは常にキングスが10点差を追った。第3Qでは速い展開で全員が動くキングスの展開に持ち込み、ハミルトンや波多野を軸に追い上げた。岸本は大事な場面で速攻や3点弾などを決めてチームを盛り立てた。最終Qで同点に並んだものの体力を消耗していたキングスは、シュート力が落ちずに戦術にもたけた三河に再び突き放された。(石井恭子)
◆追う展開で体力消耗
 試合開始直後から常に追い掛け続けたキングス。第4Qスタート直後に初めて60―60と並んだが、三河が上手だった。

 三河の看板である強いインサイドバスケに苦しみながら、第3Qでキングスらしい速く動き回る展開に持ち込む。しかし追い続けた分、「体格の差から、体力の消耗度が(三河と)違っていた」(伊佐勉HC)。最終Qの三河は、日本代表の金丸晃輔らの高いスコア力に加え、「油断を突かれた。駆け引きが一枚も二枚も上だった」(岸本隆一主将)という攻め方を変化ささせる自在な戦術で、キングスは突き放された。

 序盤から三河が堅固なセットオフェンスで支配した。キングスが同点に追い付いた第4Qでは、岸本が「対応しきれなかった」と話すオフェンストランジションも仕掛けられ、中央からドリブルで切り崩された。「勝ち方を知っているチーム。食らいついてもう一度流れが来るゲームにしなくてはいけない」(伊佐HC)。

 この試合で9得点、三河を古巣とする喜多川修平は第6戦を前に、インサイドを支配する1人である桜木ジェイアールや3点弾を連発した金丸を「チームで止める」と策を練る。「今日の第3Qのようなプレーを最初からやれれば勝機はある」と気持ちを切り替えた。(石井恭子)
◇三河はレベルが違う
 伊佐勉HC(キングス)の話 点差を追った間のエネルギーの消耗が大きかった。第3Qで選手をあまり入れ替えなかったつけが第4Qに回ってきた。三河はずっとシュートも落とさず、レベルが違う。あしたは12人をもっと使いながら、いいゲームをしたい。

◇第3Q危なかった
 鈴木貴美一HC(三河)の話 第3Qにコートを動き回る沖縄らしいプレーを出されて危なかったが、第4Qはうまいペースでいけた。(第6戦に向け)キングスは今日の悪いところを修正してくるはずだ。沖縄の人にいいプレーを見せられるよう頑張りたい。

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