空港にはためくジョージア国旗 新大関・栃ノ心が故郷に凱旋帰国

空港にはためくジョージア国旗 新大関・栃ノ心が故郷に凱旋帰国

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 5月場所の成績が決定打となり、先月30日に晴れて新大関となった栃ノ心。4日、ジョージア出身の30歳は自らの故郷へ凱旋帰国を果たしたのだが、その様子を収めた動画を現地のテレビ局「Imedi TV」が動画配信サイト「YouTube」に投稿している。

 空港に降り立った栃ノ心が、ジョージア国旗を持つ人々に迎えられる場面から始まるこの動画。和装姿の新大関は、空港に駆け付けた親族とのハグやファンとの記念撮影に積極的に応じている。

 動画中盤では、栃ノ心がインタビューを受けている様子も映し出されているが、その途中には自身の愛娘であるアナスタシアちゃんも登場する。誕生以降帰国できていなかった父が、初めて娘をその手に抱くという感動的な光景に、周囲からは祝福にも似た歓声が上がっていた。

 その後、現地リポーターのリポートや国旗を持った人々の行進、栃ノ心の妻であるニノさんのインタビューなどを交えながら動画は進んでいくのだが、その最後には、なんと黒海(元小結)も登場している。ジョージアから日本の角界に飛び込み、2012年9月場所まで現役を続けた“先輩”にとっても、大関昇進を果たした“後輩”の活躍は喜ばしいことであるようだ。

 栃ノ心に対する、ジョージア国民の祝福ムードが伝わってくるこの動画。今年に入ってからの活躍に、勇気や感動をもらった人が多いという何よりの証だろう。もはや、“国民的英雄”の域に達しているといっても過言ではなさそうだ。

 さて、堂々の帰国を果たした栃ノ心だが、複数メディアの報道を総合すると、この後も大統領との面会、日本大使からの表彰、そして、各局テレビ出演など、12日の再来日までそのスケジュールは埋まり切っているという。家族水入らずの時間も、そんなに多くは取れないのかもしれない。

 ただ、故郷の声援や熱気を直接肌身に感じることは、新大関として迎える7月場所に向けた大きな原動力ともなるだろう。故郷から刺激をもらった栃ノ心が、これまで以上の快進撃を見せてくれることを願うばかりだ。

文 / 柴田雅人

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