W杯優勝戦線に異常あり?FIFAランキング“トップ10”のほとんどが低調なスタート

W杯優勝戦線に異常あり?FIFAランキング“トップ10”のほとんどが低調なスタート

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 現地時間20日のグループHポーランド対セネガル戦をもって、グループステージの初戦が全て終了したロシアW杯。様々な形で立ち上がりを終えた各国だが、現時点ではとりわけ強豪国の低調なスタートが目立つ結果となっている。

 FIFAランキング上位10か国の内、今大会に出場しているのはチリ(9位)を除く9か国。そのラインナップは1位ドイツを筆頭に、2位ブラジル、3位ベルギー、4位ポルトガル、5位アルゼンチン、6位スイス、7位フランス、8位ポーランド、10位スペインとなっている。

 しばしば「アテにならない」と揶揄されることもあるFIFAランキングだが、前述の国々は、そのほとんどが今大会の優勝も十分に狙える力を有しているだろう。しかし、初戦の結果を見てみると、この中で白星スタートを決めたのはベルギーとフランスのみ。その他のチームはどこも勝ち点3を獲得することができていない。

 トップ10同士の戦いをいずれも引き分けたブラジルとスイス、ポルトガルとスペインに関しては、まだ“想定内”といえるかもしれない。ただ、メキシコ(15位)にまさかの敗戦を喫したドイツ、アイスランド(22位)に勝ちきれなかったアルゼンチン、そしてセネガル(27位)にあと一歩及ばなかったポーランドの3か国については、“想定外”の初戦であったと言わざるを得ないだろう。

 もちろん、グループステージはまだ始まったばかりで、低調なスタートを切った国々にもまだ挽回のチャンスは残っている。ただ、初っ端の躓きは、チームにとって足かせとなるリスクがあることもまた事実だ。4年前のブラジルW杯で決勝トーナメントに進出した16か国の内、初戦の引き分け・負けを跳ね返して勝ち上がったチームが4か国にとどまったということからもそれは明らかだろう。

 冒頭の試合後に行われたロシア対エジプト戦を皮切りに、各グループステージの2戦目が始まった今大会。スロースタートとなった国々は、どのような戦いを見せていくのだろうか。

文 / 柴田雅人

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