【DeNA】10.9終戦も…改めて感じたファンの「熱量」

【DeNA】10.9終戦も…改めて感じたファンの「熱量」

ラミレス

☆土俵際で粘ったが…

 10月9日、ラミレスベイスターズのクライマックスシリーズ進出が儚く消えた。ライバルのジャイアンツが最終戦のタイガースに負けて、2試合残しているベイスターズが連勝すると逆転のCS進出、という厳しい条件。ベイスターズは理想的な試合運びで、4-1とリードしていたが、8回の表のベイスターズ攻撃中に、ジャイアンツの勝利が決まるという、なんとも切ない幕切れとなってしまった。

☆連日の短期決戦用兵

 ベイスターズは9月5日の富山でのジャイアンツ戦から、CS出場の希望が絶えるまでの戦績は、15勝9敗とハイペースで勝利を重ね、ジャイアンツより優位な状況にあった時期もあった。”一戦必勝”のスクランブル体制の中、ラミレス監督の様々な奇策もハマり、確かに勢いを感じさせる戦いでCSキップを手にしたかと思われた。しかし、指揮官も認める10月2、3、6日の「まさかの3連敗」が大きなダメージとなり、10月9日に遂に2018年優勝戦線の終戦を迎えた。

☆奇跡は起きなかったが…

 試合後、最終戦では無いが、奇跡を信じて神宮球場に詰めかけた大勢のベイスターズファンに向け、ラミレス監督は全選手の先頭に立ち、レフトスタンド前へ向かい、深々と頭を下げた。勝っても負けても"ラミちゃんスマイル"で手を振るスタイルから一変、真剣な面持ちだったのが印象深かった。

 ネットの書き込みなどでは辛辣なコメントを多く目にするが、少なくともこの日は、罵声はほとんど耳に入って来なかった。それどころか「ここまでありがとう」「来年も一緒に戦おう」など好意的な声援が多く飛んでいた。試合中もハマスタと同じかそれ以上の、地鳴りのような応援が続きチームの力となっていた。このファンの「熱量」は今やベイスターズのストロングポイントと言っても過言ではない。それを受けてチームは変わった。青い力は来年以降も選手を信じ、声を嗄らしてくれるだろう。

取材・文・写真 / 萩原孝弘

関連記事(外部サイト)