卓球・張本選手、中国選手を撃破して中国で大炎上 原因はフェイクニュース?

卓球・張本選手、中国選手を撃破して中国で大炎上 原因はフェイクニュース?

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 16日、卓球男子世界ランク5位、15歳の張本智和選手が同4位の中国・林高遠選手を撃破し、グランドファイナルのシングルス史上最年少優勝を飾った。しかし、それが中国のネット上で思わぬバッシングを呼ぶことになった。

 この優勝を受けて、中国のネットユーザーは張本選手のフェイクニュースを作ったようだ。内容は、張本が昔の取材で「家族全員揃って日本に帰化し父に感謝している」「中国を倒して優勝したい」と発言したというもの。昨年の夏休み期間に張本は四川省チームと合同訓練し、現地のファンから痛烈なブーイングが浴びせられたことも再び取り上げられた。

 そのデマ情報は中国最大のSNSであるWeibo(ウェイボー)で拡散されて、大騒動に。「国を捨てた奴は国の資源を利用しないでくれ」「張一家が売国奴だ」「ご先祖も墓から怒って飛び出してくるぞ」などと批判が噴出している。

 張本選手の両親は中国四川省出身の元卓球選手。来日後は仙台でコーチとして活動している。2014年に父の張宇氏と妹の美和選手とともに日本国籍を所得して帰化、張から張本になった。元中国卓球女子代表の母・張凌氏は、いまだに中国籍のままだという。

 「中国は愛国主義思想が強く、選手の“裏切り”を絶対に許しません。張本選手のように帰化した選手は中国を捨てたとみなされる。中国国民から嫌われてもしょうがない」(スポーツ記者)

 今回の炎上に対し、日本のネット上では、「張本君の悪口を言う人は民度が低い」「血統主義はよくない」「中学生相手に大人たちがネット上で中傷、そんなことをして恥ずかしくないのか」と擁護する声がある。

 中国メディアは、「東京五輪では、張本智和が卓球強豪・中国代表チームの最大のライバルになる」と報じている。中国卓球界のレジェンドである中国卓球協会の劉国梁会長も、張本について「国籍を捨てるまで勝とうという執念の強い者、すごい度胸、さすが一流なアスリート」と絶賛した。

 誹謗中傷を乗り越え、張本選手がさらに飛躍することを期待したい。

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