侍ジャパン「ペッパーミルポーズ」が高校野球では“禁止” 高野連の対応が物議

【選抜高校野球大会】東北高校のペッパーミルポーズに注意 高野連の対応が物議に

記事まとめ

  • 選抜高校野球の1回戦で、東北高校の選手が侍ジャパンのペッパーミルポーズを行った
  • 東北高の監督が「パフォーマンスはダメと注意を受けた」と告白し、高野連対応を疑問視
  • ネット上では高野連に批判的な声や、「エラーでペッパーミルはありえない」との声も

侍ジャパン「ペッパーミルポーズ」が高校野球では“禁止” 高野連の対応が物議

吉田正尚

18日に行われた「第95回選抜高校野球大会1回戦山梨学院対東北」で、東北の選手が侍ジャパンの「ペッパーミルポーズ」を行い、塁審から注意を受けたことが議論になっている。


■東北の選手が「ペッパーミル」

事の発端は東北高校の選手が相手のエラーで出塁した際、WBC日本代表のヌートバー選手がメジャーリーグから持ち込み流行している「ペッパーミルポーズ」をしたこと。

ベンチの選手たちもペッパーミルポーズをして一体感を醸しだし、ネット上でも話題になったが、その後行われることはなく、試合は3対1で山梨学院高校が勝利した。


関連記事:なにわ男子・大橋和也、ロケ先の定食屋が「ファンから苦情がすごい」と投稿! 謝罪の声相次ぐ

■東北高監督が高野連を疑問視

試合後、東北高校の指揮をとった元読売ジャイアンツの佐藤洋監督が「選手がペッパーミルポーズをしたあと、一塁塁審から『パフォーマンスはダメ』と注意を受けた」と告白。

さらに「子供たちが盛り上がっているのになぜ大人が止めるのか」「ダメな理由が聞きたい」「楽しむ方向に変えていったほうがいい」などと、高野連の対応を疑問視する発言をしたことが明かされた。


■ネット上で物議

佐藤監督の談話を知ったネット上の野球ファンからは「いいじゃないか」「なぜ止めるのか」「高野連は頭が固すぎる」「じゃあガッツポーズはどうなんだ」「それくらい許してやれ」などと高野連に批判的な声が上がる。

一方で「エラーでペッパーミルはありえない」「高校野球は教育なので、パフォーマンスはダメ」など注意に賛同する意見も散見された。


■4割が高野連の運営に疑問視

高野連については昨年の第94回選抜高校野球大会でも、出場校の選抜方法をめぐってその方法が「不透明だ」と批判の声が上がっている。

また女子選手の出場禁止や登板過多問題など、疑問視する声も。Sirabee編集部が全国の10~60代の男女1,732名に高野連の運営方法について聞いた調査では、38.5%が「疑問を感じたことがある」と回答。

運営方法に疑問を感じた経験を持つ人も少なくないが、現在のところ大きな改革はなされていないのが現状だ。

高野連の運営方法に疑問を感じた経験者の割合

侍ジャパンではチームの士気高揚のために用いられているペッパーミルポーズだが、高野連は「高校野球ではNG」と考えているようだ。

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)や侍ジャパン関連記事はこちら

関連記事(外部サイト)

  • 3

    1の方の意見に賛成です。あのポーズは相手をからかっているように感じます。 大谷選手も日本人の心を取り戻してほしいな~

  • 2

    少なくとも注意された選手は何故注意されたか分からなかった、ついでに監督も分からなかった、それだけが事実だ。別記事のコメに色々書いてある。個人的には、高校野球に夢見すぎと思った。

  • 1

    簡単なガッツ・ポーズ位は良いがペッパーミルポーズはいただけない。相手チームも不快に思うだろう。自分がしてほしくないことは他人にもしないこと。

すべてのコメントを読む