【キーンランドC】今年は前走好走馬を狙い撃ち「須田鷹雄 今週の狙い目レース」

【キーンランドC】今年は前走好走馬を狙い撃ち「須田鷹雄 今週の狙い目レース」

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 キーンランドCは過去10年で4回、前走準オープン組が馬券に絡んでいて、それなりに下剋上が可能なレース。ただ、オープン特別組は、08〜09年に立て続けに人気薄好走馬が出た以外はあまりふるわない。

 一方で前走G3組について見てみると、前走で馬券に絡んできた馬が[6・4・4・12]と半分以上馬券に絡んでいるのに対し、4着以下だった馬は[0・1・2・34]とまったく奮わない。4、5着など中途半端な前走好走を評価しすぎないことが必要なレースなのだが、今年は堅い軸だと思われていたジューヌエコールが蹄の不安で回避。最終的に前走重賞好走馬が多くはいないメンバー構成で行われる可能性もある。そうなると前走着順についての縛りは、例年よりも緩めでいいかもしれない。

 もうひとつ、これはデータとは関係ないのだが、函館に続いて札幌の芝もだいぶ高速化しているので、過去の洋芝のイメージを引きずりすぎないようにしたい。古馬の場合、函館や札幌に好走歴があるとついつい買いたくなる。好走していて悪いことはないのだが、その信頼度がやや薄らいでいるということだ。

 ◎はソルヴェイグ。前走は桜花賞以来久々のマイル戦に挑戦(ヴィクトリアマイル)。ちょっと距離が長いだろうと思われたが掲示板をキープした。前走G3の4〜5着馬を「今年はありにしてもいいのでは」と考えるくらいだから、G1の掲示板組は当然ありだ。

 1年で更新されてしまったが、一度は函館芝1200メートルのレコードを更新した馬でスピード決着は歓迎だし、本来の適正距離に戻ったここは当然期待される存在となる。先行力もあり、馬場状態次第ではそのまま抜け出して押し切る可能性は十分。このコースにおいて先行力はやはり武器だ。

 ○にモンドキャンノ。スプリングS→NHKマイルCとマイル以上の距離を試したが、終わってみればやはりこの馬は1200メートルの馬なのではないだろうか。本来の舞台で期待する。同厩のジューヌエコールの分も頑張らねばならない同馬。短距離王国・安田隆行厩舎の所属だけに、ベスト距離に戻って気合いが入る一戦でもある。

 ▲にシュウジ。折り合いリスクが高まってしまっている馬だが、さすがに今回は前走ほどのペースにはならないだろう。その分、踏ん張れるはずだ。

■須田鷹雄 プロフィール
1970年東京都生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。大学在学中に競馬ライターデビュー。競馬以外のギャンブルも含めた「旅打ち」をライフワークとし、国内の全公営競技場を踏破した経験を持つ。

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