来年開催の国体「知らない」5割…県民にも低い認知度

来年開催の国体「知らない」5割…県民にも低い認知度

国体 栃木県民5割が知らず

来年開催の国体「知らない」5割…県民にも低い認知度

国体などをPRするヘッドマークをつけたSL(10日、栃木県真岡市台町の真岡駅で)

 栃木県内で来年開催される「いちご一会とちぎ国体」と全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」に向けて、県は年度初めの今月からPRを強化している。県民の間でも低い認知度を高め、盛り上がりにつなげる狙いだ。

 県は9日朝、東武宇都宮駅の改札前にカウントダウンボードを設置した。来年10月に開催される両大会までの残り日数が表示されており、県の担当者が設置後、通勤、通学客らに期日を記したウェットティッシュを配ってアピールした。

 「日光霧降高原大笹牧場」も今月から県と協力し、両大会のPR広告を載せた牛乳パックを発売。県は9日に日光市の小林小学校で給食として提供し、今後、県内約180の小中学校でも同様の取り組みを行う。

 また、10日には真岡鉄道の蒸気機関車「SLもおか」が、両大会をPRするヘッドマークをつけての運行を始めた。真岡駅で県のマスコットキャラクター「とちまるくん」などがPR用のシールやハンドジェルなどを乗客に配布した。ヘッドマークの掲出は5月23日まで。

 こうしたPRを充実させる背景には、県民の認知度が低いことがある。昨年6、7月に県が実施した県政世論調査では、回答者の50・9%が両大会を「知らない」と答えた。若い世代ほど知らない割合が高いため、若い人も多く利用する駅や繁華街での広報に力を入れている。14日からは県内の大半のタクシーにPR用のマグネットシートが貼り出される予定だ。

 県国体・障害者スポーツ大会局の担当者は「大会は栃木を全国にアピールする機会だ。来県者も多くなるので、より多くの県民に知ってもらい、大会を盛り上げていきたい」と呼びかけている。

■有望選手、県が採用…「スポーツ専門員」

 一方、県は「いちご一会とちぎ国体」での成績向上に向けた取り組みも進めている。活躍が期待される選手を「スポーツ専門員」として採用し、支援している。

 今月1日、新たに28人が任命され、専門員は計53人になった。国体は都道府県対抗で行われ、直近の2019年に開かれた茨城国体で栃木県の天皇杯(男女総合)成績は18位だった。県は22年の自県での国体では天皇杯獲得(総合優勝)を目指しており、専門員として採用することで抱え込む狙いがある。また、専門員は、県内の中学・高校の部活動での指導にもあたり、競技力向上にも貢献するという。

 県教育委員会スポーツ振興課は「天皇杯獲得のために、少しでも弱い部分を埋めて、強化に取り組んでいきたい」としている。

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