ニコニコと笑顔で飛ぶ 葛西選手のジャンプ

黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」に国際スポーツジャーナリストの岩瀬よしふみが出演。日本のスキージャンプの強さ、また葛西選手のジャンプについて語った。

STVカップ 優勝した葛西紀明は1本目に134.5mを飛び最長不倒賞も獲得 2011年01月09日=札幌市・札幌市大倉山ジャンプ競技場 写真提供:産経新聞社

STVカップ 優勝した葛西紀明は1本目に134.5mを飛び最長不倒賞も獲得 2011年01月09日=札幌市・札幌市大倉山ジャンプ競技場 写真提供:産経新聞社

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。1月10日(月)〜1月14日(金)のゲストは国際スポーツジャーナリストの岩瀬よしふみ。2日目は、笑顔で飛ぶ葛西選手のジャンプについて—

黒木)日本のスキージャンプは世界のなかでもかなり強いそうですね。

岩瀬)強いですね。個性がありすぎるのです。

黒木)選手それぞれの方に。

岩瀬)ドイツ、ノルウェー、フィンランドなどは、「この技術をやりましょう」と決めるのですけれども、日本選手の場合は、「まず自由に飛んで」と言います。背が大きい選手もいれば、小さい選手もいますが、それぞれの能力が全然違うので、個性をまず大事にする。

黒木)日本の場合は。

岩瀬)風が悪くても飛べる選手もいます。他のチームは全滅することがありますけれども、日本選手は1人、2人は残るのです。

黒木)それぞれの選手が特技をお持ちなのですね。

岩瀬)それが強みですね。ドイツなどは調子いいときには、10位以内に3人〜4人入ることありますけれども、ダメなときは全然、1人しか入らないこともあります。日本の場合は必ず3人以上入ります。

【第49回HTBカップスキージャンプ競技大会ラージヒル】 3位の葛西紀明の1本目。143メートルの大会の最長不倒を記録した=札幌市中央区の大倉山ジャンプ競技場 撮影日:2022年01月15日 写真提供:産経新聞社

【第49回HTBカップスキージャンプ競技大会ラージヒル】 3位の葛西紀明の1本目。143メートルの大会の最長不倒を記録した=札幌市中央区の大倉山ジャンプ競技場 撮影日:2022年01月15日 写真提供:産経新聞社

黒木)岩瀬さんは、どのようなところにスキージャンプの魅力を感じていらっしゃいますか?

岩瀬)ニコニコと笑顔で飛ぶ選手いるのですよ。葛西選手などはすごかったですね。まだルール改正される前はスキーから下に首が出て、ニコニコ笑っているのです。写真を撮っていても。あとから聞いてみると、飛距離がすごく出て、優勝できるのがわかるので嬉しくて笑ってしまったと。

黒木)どのあたりまで飛んでいるかわかるのですね。着地が。

岩瀬)そういう写真が撮れたりしますと、こちらも嬉しくなりますよね。

黒木)着地する前に笑顔でらっしゃるということですよね。

岩瀬)しかもスキーが前にあると守られている感じがしますが、スキーが後ろにあって、上半身が下に出ている状態で、笑顔で飛ぶ。すごかったですね。あのころは。

岩瀬よしふみ

岩瀬よしふみ(いわせ・よしふみ)/国際スポーツジャーナリスト

■1959年生まれ。立正大学文学部地理学科卒業。
■スキー月刊誌・編集長を経て、スポーツジャーナリストとして活躍。
■1998年・長野五輪ではフィランドチームの公式プレスコーディネーター、2007年・札幌世界選手権でフォトコーディネーターを務めた。
■冬季五輪や世界選手権で何度も海外取材。スキーにおけるスポーツジャーナリストとして活躍する日本の第一人者。
■また夏場には大学野球と高校野球、ラグビーやアメリカンフットボールなどの取材活動も行っている。

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