前園真聖〜サッカー解説者として言えないこと

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、元サッカー日本代表・サッカー解説者の前園真聖が出演。解説者として心掛けていることについて語った。

前園真聖-Wikipediaより

黒木)今週のゲストは元サッカー日本代表・サッカー解説者の前園真聖さんです。現役を引退されて14年ということで、サッカーの解説者として、またバスケットボールや他のスポーツなども取材されて、ご活躍なさっています。

前園)サッカー以外のスポーツも取材させていただいています。

黒木)いまも実際にボールを蹴ることはあるのですか?

前園)元日本代表のメンバーと集まって、定期的にサッカーをしています。

黒木)実際にフィールドで?

前園)はい。みんな辞めても集まってやりたがるのですよね。その機会を、みんなでスケジュールを合わせて作っています。素人の方のチームをマッチメイクして、試合をします。

黒木)相手の皆さんも光栄でしょうね、日本代表とサッカーができるなんて。

前園)どうでしょうね。向こうも本気で来るので、僕らも負けないように本気でやります。

黒木)現役のころとは変わりましたか?

前園)自分が現役のころと、ですか?

黒木)それと、いまのサッカー事情というか。技術だったり、あり方だったり。

前園)そうですね。サッカーの施設を含めた環境が増えて来たのと、技術的には、いまの日本代表の選手たちは、僕らの時代と違ってほとんどが海外でプレーしています。海外にどんどん出て行って、レベルも上がっていると思います。

黒木)サッカーの解説をなさっているわけですが、きっと言いたいこともあれば、言えないこともありますよね。

前園)難しいですよね。解説となると客観的に見なければいけないので、自分の思いとは違う目線で見なくてはならない。「本当はもっとこうやったらいいのに」と思うところも、言えない部分がある。そんな難しさがありますね。

黒木)解説をなさっている快感は何ですか?

前園)自分が分析した通りに試合が運んだときです。もちろん、そうならないときもありますが。プレーはできないけれど、予測するという部分は楽しいです。

黒木)誰が点を入れるだろう、とか。

前園)相手の流れを見たり。

黒木)解説するまでに、そのチームの練習風景も取材されるということですよね。

前園)日本のチームだけでなく、相手となる海外チームの分析もします。そういうことも必要になります。

黒木)分析は必要なのですね。

前園)ある程度は。でも、そこにフォーカスしてしまうと広い視野で見られなくなるので、分析は半分くらいにして、客観的にその場で見て話すことも必要です。

黒木)前園さんが解説するときのオリジナリティーというか、信念みたいなものはありますか?

前園)自分は攻撃の選手だったので、守備のところもそうですけれど、攻撃の選手たちのよさをなるべく言ってあげるようにしています。ディフェンスは、僕はあまり守っていなかったので、あまりそこを言っても説得力がないと思いますので。

黒木)こういうパスがあって、この形になるとか、素人が見ていてもわからない部分があります。

前園)ゴールした人は試合後に必ずインタビューもあるし、注目されるのですけれど、その2個くらい前のプレーで、そこから攻撃が始まったというところに注目して伝えてあげれば、サッカーに詳しくない人たちがわかりやすいのではないか、ということも考えながらやっています。画面に映っていない選手も走っているので、その選手が走ったことによってゴールが生まれることもあります。そこを伝えれば、見ている方もそうですが選手も嬉しい部分があると思うので、気をつけて伝えるようにしています。


前園真聖/元サッカー日本代表・サッカー解説者

■1973年、鹿児島県出身。
■小学校に入る前からサッカーをはじめ、高校では強豪校・鹿児島実業に入学。
■高校選手権に3年連続で出場し、2年生の大会では準優勝を果たした。
■1992年にJリーグ・横浜フリューゲルスに入団。
■1996年、キャプテンとして出場したアトランタオリンピックで、ブラジルを破る「マイアミの奇跡」を起こし、日本を代表する選手として広く注目を集める。
■その後は、ブラジルや韓国の海外クラブでのプレーも経験。2005年5月19日に現役引退を表明した。
■引退後は、サッカー解説者・スポーツキャスターなど様々なメディアで活躍。またZONOサッカースクールを中心に子供たちにサッカーの楽しさを伝える。
■私生活では2017年に結婚。ペットはミニブタのセブンと、ペキニーズ&マルチーズのミックス犬・アンジェロ。

ENEOSプレゼンツ あさナビ
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

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