大谷翔平 右肘ケガにLA日本人会も全力ケア!通訳・水原氏に薦めた二刀流復活の“秘策”

大谷翔平をLA日本人会がサポートも 紹介された温泉治療を水原一平氏も勧める?

記事まとめ

  • 大谷翔平は、二刀流復活のため、どういう治療計画を立てるのか、連日話し合っている
  • LAには日本人アスリートを支援する日本人会があり、日本人アスリートを応援してきた
  • 日本人会が温泉治療を紹介してきたそうで、通訳の水原一平氏も大谷に勧めているという

大谷翔平 右肘ケガにLA日本人会も全力ケア!通訳・水原氏に薦めた二刀流復活の“秘策”

大谷翔平 右肘ケガにLA日本人会も全力ケア!通訳・水原氏に薦めた二刀流復活の“秘策”

大谷翔平 右肘ケガにLA日本人会も全力ケア!通訳・水原氏に薦めた二刀流復活の“秘策”の画像

「右肘靱帯の損傷で、大谷選手は今季の登板を断念しました。二刀流復活のため、今後どういう治療計画を立てるのか、本人を交えて通訳の水原一平さん、球団、代理人とで連日話し合っています」(在米スポーツライター)

9月に入ってから右脇腹の張りを訴え試合を欠場することが増えたエンゼルス大谷翔平選手(29)。

「大谷選手は体のケアのため、練習後は球団のトレーニングルームにある、干渉波(電気療法の一種)の器具を使って疲労回復に努めています。また、高電圧の施術用ベッドに寝てマッサージも受けています」(スポーツ紙記者)

二刀流復活のため、現地の人たちも立ち上がっていた。前出の在米スポーツライターは言う。

「LAには日本人アスリートを支援する日本人会があるんです。’95年、野茂英雄さんがロサンゼルス・ドジャースと契約したときから現地で活躍する日本人アスリートを応援し、協力しています。その日本人会の役員が今回の大谷選手のケガを心配して、通訳の水原一平さんに『温泉につかりながら、音波治療を受けられるリハビリ施設がある』と連絡してきたそうです。かつて肘靱帯を損傷したほかのアスリートもその治療を受けたところ、著しい効果があったそうなんです」

損傷した靱帯を修復するため、大谷は’18年に受けたトミー・ジョン手術を再度行うことも検討しているというが、現状ではPRP療法が最有力だという。

「この療法はスポーツ医学で行われている再生医療の一つで、自分の血液から作ったPRP(多血小板血漿)を患部に注射することで自然治癒力を最大限に引き出すものです。PRP療法と、体を温める“温浴療法”との相性がいいと知った一平さんは、温泉ならさらにリラックスできると大谷選手に勧めているそうです」(前出・在米スポーツライター)

■日本の温泉地に近い雰囲気の硫黄泉が!

候補地は2カ所あるという。

「現地の日本人会からはロサンゼルスから車で3時間のところにあるシカモア温泉を勧められているそうです。いわゆる硫黄泉の高級リゾートホテルで、日本の温泉地に雰囲気がとても近く、全室個室なので裸で入ることもできます。そのため日本人の利用客も多いそうです。

また、地元の大学内にも、アメフトやバスケ選手のために温泉治療できる施設があるそうです」(前出・在米スポーツライター)

とはいえ、メジャーリーガーの間では、そうした温泉治療はほとんど知られていないそう。

「実は大谷選手がケガをする少し前から、一平さんは彼に疲れが見えていたことを懸念していて、何度も『少し休んだほうがいい』と話していました。そのため、温泉で療養してしっかり体を休めることが今の彼には不可欠と考えたようです。全力ケアを約束している日本人会の方にも『前向きに考えたいので、代理人にも相談します』と答えたといいます」(前出・在米スポーツライター)

もともと大谷は岩手県の花巻東高校出身。温泉地で知られるだけに、野球の疲れを癒すために日常的に温泉に入っていた。地元関係者はこう語る。

「同高の野球部員たちは、夏の大会前に花巻温泉に入って身を清めることが習わしになっています。大谷選手は高校卒業後も、同級生と定期的に花巻温泉を訪れ、貸切り風呂を利用していました。LAに渡った後も、冬に帰省するときはよく花巻温泉に一家で来ています。なかでも父・徹さんが大の温泉好きで、岩手県内の秘湯をひとりで巡ることもあるそうです」

■専門家も「温泉効果でNK細胞が増えて免疫アップ」と太鼓判

『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2023』著者でスポーツライターの友成那智さんも言う。

「大谷選手が睡眠や食事と同じように疲労回復のためにこだわっているのが入浴だそうです。アメリカの自宅にも、シーズンオフに過ごしている都内のマンションにも両方にジェットバス機能付きのバスルームを備えているそうです。筋肉を活性化するためジェットバスを使っているのかもしれません。

大谷選手は日本ハム時代から、遠征試合のついでに全国の温泉をいくつも訪れていたようです。プロ野球12球団の本拠地がない和歌山県の花山温泉にも、大谷選手のサイン入りユニホームが飾られているのは有名な話です」

温泉療養の具体的な効果について、温泉療法医で湯田温泉病院内科部長・東祐一郎氏はこう語る。

「温めることで血行もよくなり、痛みが軽減され、新陳代謝が活発になったりしますので、損傷部分の回復効果が期待できます。ただし、ケガをした直後の時期はほかの整形的な治療を優先したほうがいい。大谷選手の場合、急性期を過ぎていますので温泉療法にはちょうどいい時期かと思います。

また、浮力作用で水中では体重が約9分の1になります。筋肉や関節への負荷が軽減され、足腰への負担も少なくなることでリハビリ効果があります。膝が悪い方や腰が悪い方に特に効果があります。温泉は心身を癒し、自然治癒力を高めます。具体的に言うと、白血球の一種であるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が増えます。これは腫瘍細胞やウイルス感染細胞を発見すると、強い殺傷能力で攻撃する免疫細胞のことで、免疫アップにつながるのです」

大谷はLAで温泉治療をどのタイミングで始めるのだろうか。前出の在米スポーツライターは言う。

「一平さんは『本人が気に入ってくれたら、すぐにでも実行できるんだけど』と話していました。ただ、大谷選手の入浴時間は比較的短めだそうで、のぼせてしまうリスクも考え、最も効率的な温泉療法を探っているといいます」

二刀流に汗を流し続けた大谷。“命の泉”で心身ともリフレッシュできることを願うばかりだ。

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