再び夢舞台へ パラトライアスロン・谷真海、テスト完走

 パラトライアスロンのワールドカップ(W杯)が17日行われ、運動機能障害PTS4で谷真海(サントリー)が1時間15分14秒で2位となった。

 大腸菌の数値が基準値の2倍を超え、スイムが中止となった異例のテスト大会は、暑さとの戦いにもなった。

 スイムに代わって2・5キロのランをこなし、20キロのバイク、最後に再び5キロのラン。朝早い時間にもかかわらず、レース前から強い日差しが照りつけ、気温も30度近かった。谷は氷を手に握ってスタート。「過酷なレースだった」と振り返った。最初もランになったことで足への負担がのしかかり、バイクの途中で疲れも出た。

 棄権を覚悟したという谷の背中を押したのは、家族や友人たちの声援だった。「暑さもあって、最後は走りきれるか不安だった。途切れることのない応援がなかったら途中で棄権していたかもしれない。やっぱりホームっていいな」。勤務するサントリーにほど近い慣れ親しんだ風景のコースを懸命に完走した。

 自身も最終プレゼンターとして招致に貢献した日本開催のパラリンピックは、いよいよテスト大会も終わり本番まで残り約1年。「来年、出られることを信じて、あと1年やっていきたい」。前進を誓った。(田中充)

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