【桜のジャージー最終サバイバル・FW編】最激戦区プロップ、9人で4枠争う

【桜のジャージー最終サバイバル・FW編】最激戦区プロップ、9人で4枠争う

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 W杯登録メンバーの上限が1増の31人となった2015年大会、日本はFW17人、バックス14人の編成で臨んだ。消耗の激しいFWを07、11年大会より1枚厚くしており、強力FWを擁する欧州勢との対戦が多い今大会もFW17人で戦う可能性が高い。

 網走合宿に参加するFWは25人。中でもスクラム最前列の左右を担うプロップは、予想される4枠を9人で争う最激戦区となっている。左プロップのレギュラーは15年大会にも出場した稲垣が有力。15年W杯をともに戦ったFB五郎丸(ヤマハ発動機)は「彼は運動量が素晴らしく、タックル能力が高い。どこにでも顔を出して仕事をやり続ける」と太鼓判を押す。

 一方、右プロップはジョセフ・ヘッドコーチが高く評価する具智元が6〜7月の宮崎合宿で負傷し、PNCは欠場を余儀なくされた。代わってPNCで3戦とも右プロップで先発したバルは稲垣、フッカー堀江と所属先も同じで、連係にそつがない。

 具だけでなく、FW第3列から左プロップに転向して頭角を現した中島も宮崎合宿で負傷し、コンディションに不安を残す。一方、逆転でのW杯メンバー入りを目指すのが、PNCで代表初キャップを獲得した木津と、三浦の若手2人だ。木津は「踏ん張って頑張ろうと2人で言っている」と闘志を燃やす。

 フッカーは前回大会も経験した堀江と、坂手の選出が有力。24歳の堀越はプロップもこなせるユーティリティー性が強みだ。

 空中戦での強さも求められるロックは、初めて海外出身選手だけで構成されそうだ。201センチのハッティング(神戸製鋼)がけがで離脱したのは痛手だが、PNCでは38歳のトンプソンが献身的な働きで優勝に貢献し、4大会連続のW杯出場を確実にした。

 フランカーとナンバー8は計5枠とみられ、主将のリーチや攻撃の核となるマフィ、ロックもこなせる姫野、代表初キャップを獲得したPNCのフィジー戦で主将も務めたラブスカフニの選出は確実。代表資格を得られなかったウォーレンボスアヤコ(サニックス)の離脱で宙に浮いた枠を徳永、布巻らが争う。

 W杯日本大会で初の8強入りを目指す日本代表は前哨戦と位置づけたPNCを3戦全勝で制した。今回の合宿後、29日に31人のW杯登録メンバーが発表される。これまでの起用実績などをもとに、最後のアピール機会を経てW杯切符を手にする有力候補をポジション別に探った。(奥村信哉)

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