体操日本団体「銅」 18歳橋本、悔し涙

体操日本団体「銅」 18歳橋本、悔し涙

表彰台に上がる日本代表の(左から)橋本大輝、萱和磨、谷川翔、谷川航、神本雄也=9日、ドイツ・シュツットガルト(川口良介撮影)

 【シュツットガルト(ドイツ)=宝田将志】体操の世界選手権第6日は9日、ドイツのシュツットガルトで男子団体総合決勝が行われ、日本は6種目合計258・159点で2年連続の銅メダルを獲得した。

 最終種目の床運動、日本の2番手で登場した橋本大輝(千葉・市船橋高)は着地が乱れて尻もちを着いた。13・533と得点を伸ばせずフロアを下りると、悔しさのあまり泣き崩れた。

 「みんなが耐えて、つないできてくれたのに、あのミスで台無しにした」。5種目まででリードを許していた中国、ロシアを何とか逆転しようと、全ての着地を止めに行った末の結果だった。メンバーの中に、最後まで勝利に執念を燃やした18歳を責める者はいない。

 水鳥寿思監督はチームの戦いぶりを「持てる力を発揮できたのは大きかった」と総括した。左足首の故障を抱える谷川航(わたる)(セントラルスポーツ)は予選で回避した跳馬に起用され、大技「ブラニク」を成功。ただ1人、6種目を任された萱和磨(セントラルスポーツ)は抜群の安定感でチームを鼓舞した。神本雄也(コナミスポーツ)はつり輪で役割を果たし、谷川翔(かける)(順大)も出場3種目で14点台をそろえた。橋本も跳馬ではしっかりロペスを跳び、チーム最高得点をマークしている。特に前半の3種目は全員が高い集中を保てていた。

 それでもロシアに3・5点以上、中国には2・5点以上突き放されて2大会連続の銅メダル。橋本は来年の東京五輪を見据えて、きっぱり言った。「ここで負けて、代表に入って勝ちたい気持ちが芽生えました」。完全なる力負けは、ホープの次なる目標を明確にした。

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