張本、収穫も…世界1位に屈す 卓球W杯団体

卓球W杯男子団体 中国に敗戦

 卓球のワールドカップ(W杯)団体戦第4日は9日、男子準決勝で日本は中国に0−3で屈した。昨年の前回大会決勝で敗れた相手に完敗し、倉嶋監督は「ミスが1、2本出ると負ける」。わずかなほころびさえ見逃さない絶対王者の底力を、またも見せつけられた。

 期待は世界ランク5位の張本に懸かっていた。ダブルスを先取され、迎えた同1位の樊振東とのエース対決。フォアハンドで何度も得点したが、相手はそれ以上の威力の強打を確実に決めてきた。甘い球を返せば、強烈な横回転レシーブのチキータで打ち抜かれてしまう。張本は「簡単にフォアに打ってはいけないとイメージさせられた」と収穫も口にしたが、なかなかスコアには結びつかなかった。

 試合をする選手とベンチが一体となって戦う団体戦は「流れ」が重要とはいえ、選手の個の力がなければ流れも引き寄せられない。中国の背中は遠くかすんだままで、倉嶋監督は「(勝つために)何が必要か考えて、進んでいく」。約8カ月後の五輪本番までに、打開策は見つかるのか。(岡野祐己)

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