セ・パCS最終争いの「重大事件」(3)田中将大には石井監督も口出しできず

田中将大

B パを見ると、9月に入ってから首位を走るロッテの井口資仁監督(46)はドライです。主砲候補の安田尚憲(22)が見限られつつある。

D まぁ、損切りみたいなものでしょう。昨シーズンは4番に固定するなど英才教育を施してきたのに、一向に主砲としての芽が開花しないんだから。

A とはいえ首脳陣や、オープン戦から指導してシーズン中も、たまに顔を出す松中信彦臨時打撃コーチ(47)の助言にも耳を傾けなくなった。しかも、試合途中に打撃フォームを微調整する迷走ぶりだ。

B 最年少で通算100本塁打を達成したヤクルト・村上宗隆(21)という同学年の怪物に焦りがあるのでしょう。近頃は、新外国人・エチェバリア(32)にショートのポジションを追われた藤岡裕大(28)に、サードでスタメンを奪われるケースも増えました。

D 変に焦る必要ないのにね。近所の鎌ヶ谷(日本ハムの2軍ホームグラウンド)でのどかにプレーするライバル・清宮幸太郎(22)を見習えばいい。

C 焦りといえば、楽天の田中将大(32)が勝ち運に見放されている。QS率(先発投手が6イニングを自責点3以下に抑える比率)がリーグ4位の数字なのに、4勝6敗と負け越しています。

B マー君は独り相撲で自滅している印象。途中加入した年長の炭谷銀仁朗(34)は別として、若手の太田光(24)と組む時は、マー君自らサインを出している。疲れがあるのかもしれないけど、ここ最近は自身のサインとは逆球を投げて痛打されることもしばしばです。

D ただし気難しい性格のマー君に対しては、気軽に声を掛けられるチームメイトがいない。むしろ、視線は冷ややかなぐらいだ。石井一久監督(48)でさえ口出しできずにいる。

A そういえば、金メダルを獲得した東京五輪でも存在感は皆無だった。唯一の登板機会だった準々決勝のアメリカ戦も、4回途中3失点で降板。見せ場はなかった。

C さすがに気の毒だったのは、試合後のインタビュー。外国人の記者からは、自分の投球よりもエンゼルスの大谷翔平のことばかり質問されていた。「アンビリーバボー」と、苦い顔でコメントしていましたが‥‥。

B その点、名実ともに日本球界のエースに君臨したのはオリックスの山本由伸(23)でしょう。あれはモノが違いすぎます。

A その最たるエピソードは、9月10日の西武戦でのこと。6回2安打9奪三振に抑えられた西武ベンチから「あんなの打てるわけねぇよ」と、辻発彦監督(62)の怒声が響いていた。ところが当の山本は、試合後に「今日は内容が最悪だった」とコメントしていたよ(笑)。

D 絶不調で山賊打線を簡単に封じてしまうとは。ただ、そんなエースがいてもペナントを制することができるかは、まだまだわからないね。

A:スポーツ紙デスク/B:球界関係者/C:プロ野球中継スタッフ/D:球界OB/E:在阪メディア関係者

*「週刊アサヒ芸能」10月7日号より

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