日本ハムに難題!新球場予定地に「遺跡」発掘で日程見直しへ

札幌ドーム

 北海道日本ハムファイターズの吉田輝星が8日、千葉ロッテとの二軍戦に先発し、4回3分の0を被安打4・無失点に抑える好投を見せた。荒木大輔二軍監督は「(昨夏の)甲子園で投げた直球を取り戻すことが先。近づいてきてはいるけれど、もっと打者を圧倒できるはず」と手厳しいが、一軍昇格の可能性はかなり高まってきた。

「お披露目の意味で1度か2度、先発登板させると見られています。交流戦が始まれば日程が変則になるので、本拠地主催の試合で吉田に投げさせるとの見方が強まっています」(スポーツ紙記者)

「本拠地」に限定したところに、意味がある。吉田は2023年幕開けの新球場の看板選手になってもらわなければならない。北広島市への移転が正式に発表され、球団と地元自治体は現地の測量、設計などの具体案を進めているが、新たな難題に直面していた。

「昨年9月、北広島市の『ボールパーク等調査特別委員会』が現地で調べたところ、球場建設を予定していた場所の2カ所から遺跡が発掘されました。ひとつは1センチ四方の土器、もう一つは狩猟の仕掛けというか、古代人が動物を獲るための落とし穴が見つかりました。遺跡としての重要なものだと分かれば、法律に則ってさらに調査をしなければなりません」(地元関係者)

 同調査特別委員会は昨年9月の市議会でそれを報告している。再調査が必要か否かの結論はまだ出ていないが、有事の場合、数千万円単位の調査費が必要となる。その時点で北広島市がボールパーク建設で予定していた予算は赤字、根本的な見直しもしなければならない。

 遺跡発掘地を避けて建設する案も出ているが、仮に重要文化財であった場合、23年の営業開始には間に合わないだろう。札幌ドームとの契約期間を延長するとしても、今度は札幌市が難色を示す可能性もある。

 今は「再調査が必要か否か」の結論待ち状態。新球場の建設開始よりも先に、黄金ルーキーが一本立ちしてしまうかもしれない。

(スポーツライター・飯山満)

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