プロ野球「リアル最高年俸選手」は誰だ!(2)巨人・丸の年俸は手取り金額?

丸佳浩

 楽天の大盤ぶるまいと、浅村という隠れ最高年俸選手の噂で「本当にそんなにもらえるの!?」と確認に走った今オフのFA資格取得選手が大勢いたという。選手の情報源について、スポーツライターの美山和也氏が解説する。

「球界では『メッセンジャー』は公然の秘密のようなものだと言われます。他球団の密命を帯びた関係者がFAを予定する選手に接触し、『あの球団はいくらまで出せる』などと具体的な条件を伝えるのです」

 FA本交渉前に所属球団が行う下交渉よりも早く、他球団の評価が選手に知れる。そこでバシッと高額提示をすればするほど、選手は移籍に気持ちが傾くだろう。むろん、所属球団側もその動きを計算に入れ、より好条件での提示をせざるをえない─。その応酬で近年の年俸高騰に歯止めが効かなくなってきている。

「当然、球団ごとに資金力は違います。出せない球団は活躍した選手にすら出し渋るので、スター選手は刈り取られるばかりです。出せる球団の筆頭は、最近の楽天のほか、巨人、ソフトバンクですね。球界のリアルな最高年俸選手はこのどこかの球団にいるのではないでしょうか」(美山氏)
 
19年シーズンの最高推定年俸は、巨人のエース・菅野智之(29)の6億5000万円。これは、04、05年の横浜・佐々木主浩氏(51)と並んで、歴代最高金額である。しかし、読売グループ関係者が匿名を条件にこう打ち明けるのだ。

「現在、うちでいちばんもらっているのは菅野じゃない。丸佳浩(30)ですよ。年俸は5年で25億5000万円とも35億円とも言われていますが、いずれにしてもそれは額面ではなくて『手取り』の金額だということがグループ内でささやかれているんですよ」

 半分が税金で持っていかれるとして、仮に手取りが報道された35億円だとすれば、実際には「5年70億円」に上る。単年では14億円というメジャー級の超高額年俸かもしれないのだ!

 ただしこれが事実だとしても、明るみに出ることはないという。

「特に巨人の場合、移籍選手が生え抜きのスターよりも高額の年俸をもらっていると知れれば大きな問題になる。菅野や坂本勇人(30)の顔が立たず、チーム内バランスが崩れてしまう。絶対に公表はできません」(読売グループ関係者)

 一方で「巨人ならその金額も眉ツバではない」と明かすのは、スポーツ紙デスクだ。

「17年オフのこと。西武の秋山翔吾(31)が首位打者に加え最多安打、ベストナイン、ゴールデングラブ賞と各賞を総ナメにしました。それでも2000万円しか年俸が上がらなかった。ある巨人球団関係者は『西武みたいな球団がいるからウチの高給が目立ってバッシングされるんだ。代わりに秋山に給料をあげたいよ』と言っていましたから」

 巨人が金満なのか、西武がケチすぎるのか‥‥。

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