センター坂本、ピッチャー亀井…巨人の「仰天コンバート」実は大マジだった!?

坂本勇人・原辰徳

「俺は二刀流だから」

 つい先日、川崎のジャイアンツ球場でこう言って投球練習で汗を流したのは、なんと亀井善行外野手だった。高校時代はピッチャーとして甲子園に出場していただけあって、そのポテンシャルは折り紙つき。ブルペンではノビのある直球だけでなく、スライダーやチェンジアップなどの変化球も披露して報道陣を驚かせた。

「4月10日の練習では“不動のショート”坂本勇人がセンターの守備について外野練習で汗を流していました。もちろん半分冗談ですが、なかなか坂本の後を継ぐショートが若手から出てこないことへのアテツケだったとも言われています。坂本も年齢的に、そろそろショートでフル出場というのはキツくなってくる時期。打撃に専念したいという気持ちもあるようです」(スポーツ紙デスク)

 指揮を執る原辰徳監督はこれまで数々のコンバートでファンを驚かせてきた。

「不動の正捕手だった阿部慎之助を一塁にコンバートしたのは有名な話ですが、原監督自身、現役時代には定位置のサード以外にセカンドやレフトの守備にもつきましたから。『プロなら当然』との考えでしょう」(前出・スポーツ紙デスク)

 そして、ある球界関係者は「センター坂本」「ピッチャー亀井」の可能性について、いたって大マジメにこう語るのだった。

「思い起こされるのは、日本シリーズで日ハムを破って日本一に輝いた、2009年のシーズン。9月に行われたヤクルト戦では3人目の捕手がケガで退場。捕手がいなくなった大ピンチを救ったのは翌年に亡くなった木村拓也でした。結果的に、木村がマスクをかぶって延長12回を無得点で切り抜け、引き分けに持ち込んだのです。球界屈指のユーティリティープレイヤーがその潜在力をいかんなく発揮したことでチームに勢いが生まれ、結果、日本一となりました。原監督はもちろん、今でもあの試合を覚えている球団スタッフは多いですよ」

 いまだ日本のプロ野球界はシーズン開幕の目途が立っていないが、球場で“原マジック”がさく裂するのをファンは待ち望んでいる。

(渡辺俊哉)

関連記事(外部サイト)