NPB「6・19開幕」で過密日程は必至、「外国人枠撤廃」なら阪神有利!?

写真はイメーシ?

 いまだ日程すら決められていない日本のプロ野球。本来なら、すでに中止が決定している「セ・パ交流戦」の後、本来の日程ではペナントレースが再開されるはずだった6月19日を最短の開幕日とする声があがっているが、その時点でコロナ禍が終息している保証はどこにもない。

「開幕戦をいつにするか、12球団の代表者が連絡を取り合い、意見交換をしているんですが、いちばんの問題はペナントレースの日程。遅れて始まる分、過密スケジュールとなるのは避けられません。移動日なしの連戦に次ぐ連戦となり、試合出場の登録人数を増やすことでは12球団は合意しているとのことです」(スポーツ紙記者)

 一軍に出場選手登録できる人数は29人。試合でベンチ入りできる最大数は25人だ。メンバーを増やせば、リリーフ投手が連戦でパンクするのも防げるだろう。しかし、その増員の仕方については12球団の意見が割れているという。問題となっている案が、今季に限り「外国人選手の出場枠を撤廃する」というものだ。

「外国人選手の一軍登録枠が撤廃されれば、先発タイプ2人、リリーフタイプ2人を持つ巨人、8人の外国人選手と契約した阪神は有利となるでしょう。ソフトバンクも5人の外国人投手がいますから、有利になるのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)

 また、DeNAは先発タイプのピープルズとリリーフのパットン、エスコバーをどう使い分けていくかが悩みのタネだった。ロペス、オースティン、ソトの3野手をフル稼働させるためだ。もし、外国人選手枠が撤廃となれば、ピープルズが先発し、クローザーの山崎康晃が出る前にパットン、エスコバーの両方を中継ぎ登板させることもできる。通常、外国人選手の一軍出場枠は4人まで。予算の関係で外国人選手の補強に熱心ではなかった球団は、当然、難色を示している。また、選手会の反発も考えられる。外国人選手を起用する機会が増えれば、日本人選手のFA取得につながる一軍登録の日数に影響を及ぼしかねないためだ。

 夏の甲子園大会と雨天中止の影響で、終盤戦の過密スケジュールに泣かされることが多かった阪神。外国人選手をフル稼働させて過密日程を乗り切る案がまとまれば、優勝に近づけるのかもしれない。まさに、助っ人がペナントレースのカギを握るシーズンとなりそうだ。

(スポーツライター・飯山満)

※山崎康晃の「崎」は正しくは「立さき」

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