天皇賞・春《必勝SP座談会》(2)フィエールマン連覇にルメールが強気発言

競馬

 馬券は当ててナンボ。そこで「週刊アサヒ芸能」連載陣の片山&細江の両氏に、競馬大好き芸人ギャロップ・林氏を加え、伝統の一戦「天皇賞・春」を渾身予想する。

片山 細江さんの本命は?

細江 軸としてはフィエールマンが最も信頼できるんでしょうけど、ユーキャンスマイルと、どっちを本命にしようか迷ってます。

林 フィエールマンは昨年の優勝馬。でも僕の中では、すっごいつかみどころのない馬で、強さが伝わってこないというか、僕にとっては、いちばん損をさせる馬なんですよ。

片山 消せば来るし、買えば来ない。

林 そうなんです。GTを2つも勝っていて、国内で馬券圏外に敗れたのは有馬記念だけなのに「あ、フィエールマンっていたな」というイメージの人、意外と多いんじゃないですかね。

細江 一度使うと疲労度がすごくて、間隔を空けるのが若い頃のローテーション。今まで9戦しか走ってないから、インパクトが薄いんでしょうね。しかも、ディープ産駒っぽくない。

林 ホントそう。しいて言うなら京都(2戦2勝)で好走しているぐらい。

片山 キャリア4戦目で菊花賞を制したのは歴代新記録。それぐらい使えない馬だし、ディープ産駒の牡馬でGT3勝の壁を破った馬はまだいない。その話をルメールにしたら「知らなかった。じゃあ、それはフィエールマンでなんとかするよ。この馬なら絶対できる」と強気に話していた。

林 騎乗論はわからないんですけど、菊花賞にしても天皇賞・春にしても、ルメール騎手がうまく乗ったって見えるんですよね。

片山 そのあたり、元ジョッキーの見解は?

細江 私とはレベルが違いすぎるんですけど(笑)、難しい馬でも簡単そうに乗って勝ってみせるのがルメール騎手。しかもレースでの消耗度を小さく抑えてくれるから、作り手側もまた作りやすくなる。そういう意味でも本当にすばらしい騎手で、私もルメール騎手だからこそ、2つのGTを勝てたんだと思います。

林 う〜ん、やっぱりフィエールマンは強いですか。

片山 「強い」ってルメールは言ってますね。この馬がいるから半端な馬では勝てないというイメージがあるし、「馬の格」を重視する予想スタイルだから、本命はこの馬にします。

林 たぶんフィエールマンが1番人気ですよね。馬券的にはユーキャンスマイルのほうに魅力を感じます。

細江 どれだけ長い距離を走っても最後は瞬発力を使えるという武器がありますし、今回は状態面での上積みも見込めそう。

片山 もともと武豊騎手が乗っていた馬で、彼が良さを引き出してからは、ずっと安定している。以前はGT級とまでは評されていなかったけど、力をつけてきたという意味では、いちばんチャンスがあるのかもしれないですね。格的には、まだちょっと下だけど。

林 阪神大賞典を制しましたけど、それまでの重賞勝ちは東京と新潟でした。左回り巧者ということは?

細江 確かに以前は右回りだと内にモタれてしまう面があったのですが、今は問題ないでしょうね。それに中長距離戦は厩舎の差がすごく出ると思うんですよ。古馬になってからの伸びしろが違う友道厩舎なので信頼を置けますし、今回は楽しみのほうが大きいです。

天皇賞・春《必勝SP座談会》(3)に続く

片山良三:サンケイスポーツ在籍時は初代の武豊番記者として活躍。フリーに転身後「Number」(文藝春秋)のスコアカード連載は30年を超えた。週刊アサヒ芸能で「栗東ナマ情報」を執筆中。

林健:お笑いコンビ「ギャロップ」のボケ担当。競馬歴20年以上の中穴派。「トレセンまるごと情報局」(グリーンチャンネル)、「うまんchu」(関西テレビ)ほか多数で活躍中。

細江純子:JRA初の女性騎手として96年にデビュー。引退後はテレビやイベントなど、ホースコラボレーターとして活躍中。週刊アサヒ芸能連載「ホソジュンのアソコだけの話」は基本シモネタ。

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